10年以上の不倫関係の末、泥沼化したカップル


空前のゲス不倫ブーム(?)となった昨年。また、’15年に注目を集めた不倫ドラマ『昼顔』の映画版も公開されたとあって、世の不倫への関心はますます高まりそうだ。とは言え、一般人の不倫はなかなかロマンチックな純愛物語にはならないし、ともすると泥沼化しがち。今回、そんな泥沼化が加速している昨今の不倫の現状を調査してみた。

◆第二の家庭として権力化した不倫は重荷でしかない

 不倫は一時の火遊びだけではない。5年、10年、20年と長く不倫するほどに、女性は一般的幸福からかけ離れ、狂っていく――。

「新入社員だった部下と15年以上の不倫関係に。彼女が結婚適齢期を逃したのは自分のせいと気づきながら、『私、一生独身でいいもん!』という言葉を鵜呑みにしたのが間違いでした……」

 と俯き気味に話すのは保険会社に勤める山本大輔さん(仮名・52歳)。相手女性が35歳を超えたころから、変化が出始めたという。

「完全に躁鬱病です。躁のときでさえ『奥さんと子供は大切にしなきゃダメ。私は永遠の2番でよい』『子供の写真見せて。自分の子供じゃなくても、好きな人の子供の成長を見守るのが私の幸せだから』と価値観がこじれているのに、鬱状態のときは夜中急に『今すぐ来なきゃ死ぬし、お前の家庭めちゃくちゃにしてやるからな!』と脅しの連絡が来る。

本当にしんどいし、愛情が残っているかと言われたら自分でももうよくわからない。でも、ココまでおかしくしたのは自分の責任もあるので、面倒は見ようと思っています。もう一生別れられないのかな……」

◆マンネリ打破の結果

 また、長年連れ添う夫婦と同じように、長期不倫は関係がマンネリ化しやすい。刺激を求めすぎてとんでもない事件に巻き込まれたのは、W不倫中の田中元気さん(仮名・46歳)だ。

「何とかマンネリを打破しようといろいろ試みた結果、地方の露天風呂でアレするのにハマっちゃって、そこから冗談的に軽く露出プレイをしてたんです。そしたら旅館の女将に通報されて逮捕されちゃって……。警察に事情説明して、どうにか不倫関係だけはバレないように“単独犯”にしてもらったんです。妻には『あんた、ついに気が狂ったの?』と言われましたよ(笑)」

 そんなことがあったにもかかわらず田中さんは不倫関係を続け、昨年はいい年して不倫相手がまさかの妊娠。

「まぁ、彼女も45歳を超えていたので、もう妊娠しないと思っていた自分が悪いんです。お互い50歳手前にして産婦人科に中絶しに行ったときは、恥ずかしいし悲しいし、やりきれない思いでした……。中絶事件を機にこの後、一度別れたんですが、やっぱり情があるから、半年足らずでまた会ってしまい結局ズルズルと続いています……」

 情と惰性に包まれ、逃れようとしても逃れられない長期不倫の重荷は家庭の比ではないかもしれない。

◆セックスレス不倫の実態

 大塚義之さん(仮名・47歳)は、W不倫を10年ほど続けており、まだ毎月1回はホテルに行くにもかかわらず、もう3年セックスレス状態とか。理由はお互いの劣化だ。

「まぁ、出会った当初は不倫相手も魅力的に見えたんですよ。今や僕も薄らハゲのカッパ男、彼女は10年前に比べて40kg以上太り立派なブタ。それじゃ抱けませんよ」

 では、一体ホテルで何をしているのか?

「近況報告と慰め合いですねえ。正直言えば苦痛だけど、ハゲた僕を『愛してる』と言ってくれるのは彼女だけだし、情があるから今後も関係は続けると思います」

― [不倫の泥沼化]が止まらない ―

■“一目でわかる”ゲス不倫に至る妻の不審行動 BEST3
1.スマホを手放さずにいじる時間が増えた
2.夕食にスーパーの惣菜が妙に増えた
3.漫画や音楽などの趣味が突然変わった

探偵は見た!ゲス不倫妻の恐るべき手口と対策

 探偵社スプラッシュ代表の今野裕幸氏によると「近年は男性からの浮気調査依頼がにわかに増えている」という。

今野裕幸氏
今野裕幸氏
「5年前は9割が女性からの依頼でしたが、今は男女が半々です。やはりSNSが普及して、夫以外の男性と気軽に交流可能になったのが要因でしょう。SNSでは新たな男性と知り合う機会も多いですし、古くからの知人と再会し、不倫に発展するケースも多い」

 また近年は、不況による夫の給料の減少で働きに出る妻も増加。そのため「パート先の上司と不倫するケースは多い」とのことだ。

「『子供の学費も考えて私も働かなきゃ!』と急に言いだした場合、不倫で使うお金をパートで賄おうとしている可能性もあります。一方で主婦の間では、『幼稚園の先生と不倫しつつ、ママ友にアリバイ工作を頼む』というような用意周到な不倫も目につきますね」

そして郊外の主婦の間で不倫のハブとしてトレンド化しているのが、スーパーのみならずフードコートや映画館もあるイオンモール。

「モールで待ち合わせてラブホテルに行き、帰りにモールで夕食を買って帰宅……というのが郊外の不倫妻の典型的なパターンのひとつ。『夕食がスーパーの惣菜ばかりになってきた』というのは不倫のサインかもしれません」

また妻の趣味に急激な変化が出た場合は要注意だ。

「漫画や音楽などそれまで興味のなかったものに急に手を出すのは不倫相手の趣味に影響を受けている可能性があります」

 そのほか「ハデな下着が増えた」「スマホをいじる時間が増えた」なども不倫の兆候である可能性が。

「女性は男性に比べデジタルデバイスの管理が甘い。スマホにロックをかけていない人も多いですし、パソコンの検索履歴を調べるだけで、不倫の形跡を見つけられる場合もあります。ただ、女性はウソがうまいので、追及しても不倫を認めないケースも多々あります」

しかし、行きすぎた素行調査は犯罪になることも。昨年4月に妻のスマホに居場所特定などが可能なアプリを入れた夫が、「不正指令電磁的記録供用罪」で逮捕された。

「妻側の不倫は、夫がへたに動くと状況が不利になることが多いです。妻の不倫が原因の離婚でも、財産は折半となることが多いですし、夫がマイホームを追い出され、ローンと養育費は払わされ続けるケースもありますから」

 中には意図的に夫を怒らせて暴力を誘発し、DVを理由に裁判を起こす不倫妻もいるという。

「そもそも男性に比べて女性の不倫は、『寂しかったから』『夫にぞんざいに扱われていた』『モラルハラスメントを受けていた』など言い訳をしやすい。そのような話が出れば、妻の不倫の事実はうやむやになりますし、周囲は妻の味方に回ってしまうことが多いです」

「バレない」と豪語するだけのことはあるゲス妻たちの狡猾な手口。ここまでくると知らぬが仏か!?

■「裏アカウント」で不倫する主婦たち
SNSがはやり始めたころ、「ママ友を増やそう」程度の感覚で裏垢を開設したという、主婦の水野なつきさん(仮名・38歳)。そんななかで男性と知り合い、不倫をするためSNSごとに複数のアカウントを使い分けるように。

「普段は『この辺に住んでいます、お時間がある方いかがですか?』と書き込んで、モノを買ってくれる人、近所で遊べる人、高級な食事に連れていってくれる人などを探しています。人前で『いい奥さん』、『いいママ』を演じるストレスを発散できていますね」

 だが、この裏垢は実にアナログなバレ方をしてしまう。

「非公開にはしていないものの、身内が検索しても見つからないようアカウント名やプロフィールは工夫していました。しかし、PCを放置していたら妹に見られて」

 事情を話したら、「理解してもらえた」というが……。

 水野さんの周りにも、こうした裏垢を持つ主婦は多いという。

「とある子持ちの主婦が裏垢を『もうやめる』と言ったんですが、数か月後にそのアカウントが別の登録名で動き始め、プロフィールも『OL』になっていた。私と同じく遊び相手を探していたようですが、文体から本人だとわかったし、開設日も変わっていない。前のアカウントを知っている人にはわかるのに、詰めが甘いですよね」

■泥沼化した恐ろしい結末
空前のゲス不倫ブーム(?)となった昨年。また’15年に注目を集めた不倫ドラマ『昼顔』の映画版も公開されたとあって、世の不倫への関心はますます高まりそうだ。とは言え、一般人の不倫はなかなかロマンチックな純愛物語にはならないし、ともすると泥沼化しがち。今回、そんな泥沼化が加速している昨今の不倫の現状を調査してみた。

気軽に不倫のチャンスを得られる一方、リスク管理が甘いと不倫の証拠を掴まれやすいSNS。

 特に、バレたらまずいとは知りながら、密会の痕跡を残す女には要注意だ。山口裕史さん(仮名・38歳・建設)はインスタグラムが不倫バレのきっかけになった。

「会うたびに、俺の手や足がさりげなく写り込むように店のご飯やお酒を撮影していた不倫相手。顔が写ってなければ大丈夫と油断していた自分が悪いんですが、妻には出張と偽って京都に不倫旅行をしたときも、相手はご丁寧に店名のハッシュタグまでつけて写真をインスタグラムに投稿していた」

 そんなこととは知らず、疑われないためにも、食事した店の写真を妻にメールしていた山口さん。

「そしたら、店名をインスタで検索した妻が不倫相手の投稿を発見。見覚えのあるシャツ&腕時計の“手”を見掛けたそうで……。妻は『あなた、私の旦那と不倫してますよね?』と自身のアカウントからコメントを書き込んだんです……。不倫相手とはすぐに別れましたが、妻の告発の書き込みを親や会社の人にまで見られた彼女は、弁明に苦しんで体調を崩してしまって。申し訳なかったと思います」

 リアルタイムで浮気現場を特定されてしまったのは、専業主婦の山本奈津子さん(仮名・31歳)。

「知らないうちにツイッターの裏アカウントが電話の『連絡先』と連携されていたようで、旦那側のアカウントに、私が『知り合いかも?』と表示されていたそうです。ある日、不倫相手とホテルで休憩中に、部屋画像をアップするなど“SEX実況中継”をしていたら、裏アカが私のものだと気づいた旦那が乗り込んできて、骨折するほどボコボコにされました……」

自爆上等で写真を投下

 また、SNSは“自爆テロ”の舞台にもなる。大田裕子さん(仮名・21歳・大学生)は別れ話でもめて、燃料投下に踏み切った。

「今までの不倫相手とのやりとりを全部フェイスブック上にアップして拡散、彼の会社の“問い合わせ先”にもやりとりのキャプチャー画像を送信。あと彼の子供の名前でインスタグラムを検索したら奥さんのアカウントが出てきたので、『あなたの旦那に犯されました!』と書きこんであげました。こっちは学生で、失う社会的信用もないし。彼はその後、離婚したようですが、知ったこっちゃないですよね(笑)」

 嫁から慰謝料請求をされたらどうするつもりだったのか気になるが、一度自爆を覚悟した人間に怖いものはないのだ。

 逆に妻側が浮気相手を特定し、仕返しするケースも。主婦の内藤淳子さん(仮名・44歳)の例だ。

「夫の浮気発覚後、相手女性のフェイスブックアカウントを見つけたんです。プロフィール欄に出身地、出身中学校が書かれていて、実家前で撮影している写真もあったので、グーグルストリートビューも活用しながら実家の住所を特定。旦那の携帯を盗み見て撮影した“浮気ハメ撮り写真”を持参して、相手のご両親にたたきつけました。親にハメ撮り写真見られるなんて一生の恥でしょ(笑)」

 SNSの拡散力と、嫉妬や怒りが結びついた瞬間、不倫バレは二人の問題に収まらず、一気に泥沼化するのだ。

嫁バレより大変な子供バレ

 ”不倫の子供バレ”は、時に嫁バレにも引けを取らないほど深刻な修羅場に繋がる。

「3姉妹の長女に、iPadを貸したときに、同僚との不倫の痕跡をフェイスブックで見られました。『家族を壊したくないからママには言わない』と言われたものの、何の話をしても『信用できない』と一切無視。毎日長女から逃げるように生活しています」(42歳・商社)

 さらに子供の人生を狂わせてしまう例も。

「『私のことも裏切り続けていたんだね』と、大学生の娘がリストカットし、引きこもりになった」(48歳・営業)

 ほかならぬ自分のせいで子供の人生を狂わせてしまうとは……。