日米が日本海でも共同訓練


日米両政府は、海上自衛隊の護衛艦と米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」との共同訓練を日本海でも実施する方向で検討に入った。

 防衛省関係者への取材で25日、分かった。日本海での訓練は異例で、同日に朝鮮人民軍創建85年を迎えた北朝鮮による新たな挑発行為をけん制する狙いがある。

 米空母との共同訓練はこれまで、太平洋や東シナ海で行っていた。自衛隊幹部は「日本海での訓練は、北朝鮮によりプレッシャーを与える。情勢次第で日本海進出が見送られる可能性もある」と指摘する。

 海自の護衛艦2隻は23日午後、カール・ビンソンを中心とする空母打撃群とフィリピン海で合流。北上するカール・ビンソンに合わせ、日本海に向かっている。

 共同訓練について、稲田朋美防衛相は25日の参院外交防衛委員会で「海自の戦術技量の向上、米海軍との連携強化を図ることが目的だ」と説明。その上で「憲法が禁じている武力による威嚇に当たることはあり得ない」と述べた。