言うと思った! | 男親のPTA活動や授業参観を禁止


「男親のPTA活動禁止」の提案も 千葉・女児死体遺棄事件で波紋

 千葉県の女児死体遺棄事件で逮捕されたのが保護者会長だった衝撃は、PTA関係者にまで波及している。悪意があれば、保護者会やPTAの役員らが立場を利用できる恐ろしさが浮き彫りになったからだ。「過剰な負担」か、それとも「他人任せのリスク」か。保護者のジレンマを取材した。

 東京都内の小学校で4月からPTA会長になった30代の女性は、前任者からの引き継ぎの際、あぜんとした。手渡されたファイルとデータには、同校の全校児童とOBやOGに及ぶ計10学年分の住所、家族構成、携帯電話番号、メールアドレスなどの個人情報。しかも、30人以上いる役員全員が受け取った。

 あらゆる情報が手に入る「特権」が与えられるPTA役員。しかし、無償の仕事の多さなどから、自ら手を挙げて引き受ける人は少数派だ。事件が起きた千葉県松戸市でも、被害にあった女児と同じ学校に子どもを通わせている保護者の女性(37)はこう語る。

「(容疑の)保護者会長は立候補。みんなやりたくないので、どうぞどうぞという感じだった」

各地のPTAに詳しいライターの大塚玲子さんは、「千葉の事件で、PTAに貢献する父親への偏見や、PTA活動そのものが『いらない』とされる風潮が加速するかもしれない」と危惧する。
大塚さんによると事件後、ある小学校では、父親が「男親のPTA活動や授業参観の禁止」などの極端な提案をしたという。

 最後に記した一覧を見てほしい。PTAの立場を悪用したトラブルや犯罪は、実際に起きている。

【こんなにあった! PTAの立場を悪用したトラブル・犯罪】
■広島県PTA連合会前会長の男性(59)が、同会役員の女性(50)にうその投資話を持ち掛けて195万円をだまし取り、詐欺容疑で逮捕(広島県、2014年)
■私立幼稚園で、PTA仲間の「ママ友」に高級ブランドバッグを格安で購入できると持ち掛け、現金115万円をだまし取った女性(40)が詐欺容疑で逮捕(大阪府、2013年)
■小学校の前PTA会長の女性が、PTA会費の口座から約520万円を私的に流用。「親の借金があった。ヤミ金融などへの借金の返済に充てた」と話したという(兵庫県、2010年)
■小学校のPTA役員の飲み会で、30代役員女性の胸を触った元PTA会長の男性(43)が逮捕(石川県、2010年)
■奈良県のPTA協議会が、県内の幼稚園、小中学校の児童、生徒らに特定の保険への加入を勧める依頼文書を郵送。文書は園長・校長ら宛てで、「各担任を通じて」配布を求める内容だった(奈良県、2001年)
■熊本県PTA連合会長の男性(41)が、同会の運用資金5千万円を経営している飲食店の運営資金に流用(熊本県、1996年)
■養護学校(当時)のPTA会長の男性(45)が、職員室から現金を盗み出そうとして失敗、強盗致傷容疑で逮捕(山梨県、1986年)

大してやることないのに無駄な仕事だけは量産するPTAは解散でいい