訪問看護師の現場がブラックすぎる


「ぶっさいくやのー」暴言にセクハラ、性的被害…つらすぎる訪問看護師「暴力を受けた経験5割」の衝撃
暴言にセクハラ、果ては性的暴行…。1人で患者宅に赴き、看護や介護にあたることが多い訪問看護師が患者や家族から受ける被害が後を絶たない。神戸市看護大が平成27年度に行った調査では、約5割が「暴力を受けた経験がある」と回答した。

薬物混入…もはや犯罪行為
訪問看護事業所長で看護師の藤田愛さん(51)は、訪問看護師の身に起こった5年前の出来事が忘れられない。
当時30代の女性看護師が患者宅から事業所に戻ってきた際、ふらふらの状態で意味不明な発言を繰り返した。藤田さんはとっさに「意識障害だ。薬物をやられた」と直感。女性は緊急入院し、薬物を解毒した。警察にも通報したが、すでに解毒治療が終わった後で血液や尿から薬物混入の証拠が得られなかった。関係者への事情聴取が行われたが、結局立件には至らなかった。
訪問先の患者宅には30代の息子がいた。女性が訪問するたびに姿を現し、お茶を勧めた。訪問先で飲食物をもらうことは禁止されているが、強く勧められて断りきれなかったという。藤田さんは「ここまで危険な現場があるとは想像もしていなかった」と振り返る。

「素手で陰部洗え」…暴力の実態
暴力の主体は、患者71・1%、その家族や親族23・9%、両方2・2%。年齢は60代が31・9%と最も多く、次いで40~50代と70代がそれぞれ25・5%だった。
内容(複数回答)も、威圧的な態度19・4%、侮辱する言葉17・9%、たたかれるなどの暴行11・3%などだった。
具体的には「つえでたたかれる」といった身体的暴力に加え、複数のカメラでの撮影、抱きつかれたり、体を触られたりするセクハラ被害もある。中には「素手で陰部を洗えといわれた」などの回答もあった。

一方で「ばか女死ね」「ぶっさいくやのー」「はさみで刺したろか」といった暴言を吐かれた“告白”もあった。
こうした身体的、精神的負担から、鬱病になったり、仕事を辞めたりする人もいる。
こんな事をする老害の家に訪問するのやめろ