コナー・マクレガーとスパーリングをしたボクサー「俺でもパンチが当てられたんだから彼がメイウェザーに勝てるわけがない」


 かつてコナー・マクレガーとスパーリングとした元IBO世界ウェルター級チャンピオン、クリス・ヴァン・ヘールデンが以下のコメント。

「俺はマクレガーとスパーリングをした。俺は休み明けでグッドシェイプじゃなかったし、基本的に遊び半分だったけどね。フロイド・メイウェザーはコナーに苦戦するというコメントをネットで見た。俺はメイウェザーじゃないが、グッドシェイプじゃなかった俺だって幾らでもパンチをヒットさせることができた」

「ボクシングで0勝0敗のファイターが49勝0敗のレジェンドと比較すること自体がクレイジーだ。メイウェザーの実績を見れば分かるが、彼は世界のベスト・オブ・ベストと闘ってきたんだぞ」

 マクレガーではメイウェザーにパンチをヒットさせることは出来ないし、ヒットしたとしても勝てないだろうとのこと。シェーン・モズリーやマルコス・マイダナもメイウェザーをぐらつかせたことがあったものの、結局メイウェザーが勝っており、当てられた後のリカバーの仕方も熟知しているとコメントしています。

そんな素人でもわかるような感想みんなわかってるんですけど。そんな事よりも試合が決まった事が全て。

■UFC元女王ホルムが予想
8月26日(日本時間27日)に米国ネバダ州で行われることが決まったコナー・マクレガーとフロイド・メイウェザー氏のボクシングマッチ。総合格闘技UFCの現役王者がプロボクシングの名王者と拳を交えるこの一戦。マクレガーはメイウェザー氏を相手にどのようなボクシングを見せるのだろうか。

 まったく勝負にならない可能性もあるが、UFCの女子バンタム級元王者ホリー・ホルム(35)は、マクレガーが善戦すると見ている。米国のボクシングサイト「ボクシングシーン・ドットコム」は15日にホルムのコメントを掲載。以下がその内容だ。

 「(元プロボクサーの)私はこの試合をしっかり分析できる人間の一人ね。確かにボクシングと格闘技はまったく違うけれど、コナーは自分を信じているのよ。善戦すると思うわ。リングでは何が起こるか分からないじゃない。だから、面白いのよ」。

 ホルムは2015年に絶対女王と呼ばれたロンダ・ラウジーと対戦。圧倒的不利の下馬評を覆し、ラウジーにKO勝利を収めた実績がある。そうした自身の体験とマクレガーを重ね合わせているのかもしれない。

 そのほかにも格闘技界からはマクレガーを推す声が多く、有望株のリー・ジンリャンは「格闘家が多才であることを示すチャンス。自分たちは格闘技でもボクシングでも試合に勝つことができる」とコメント。UFCの国際事業を統括するジョー・カー氏も「ワンパンチですべてを変えられる。マクレガーはハードパンチャーで、彼がこれまで何人も倒してきたことを我々は知っているよ」と話していた。

■もしもメイウェザーをマクレガーが蹴ったら
“無敗で五階級制覇”のボクシング・レジェンド、フロイド・メイウェザーJr(アメリカ)と、“UFC史上初の同時二階級制覇”を成し遂げたコナー・マクレガー(アイルランド)のドリーム・マッチが正式決定した。8月26日(土・現地時間)にラスベガスで対決する両者の試合はボクシング・ルールで、両者とも10オンスのボクシング・グローブをつけて12R戦うことになる。
マクレガーはUFCでいつも4オンスのオープン・フィンガー・グローブをつけて戦っているので、10オンスのボクシング・グローブ着用では“必殺”の左ストレートの威力が半減するかもしれないが、それ以上に厳しいのは、パンチ以外の武器が一切使えないことだろう。

 1976年に行われたアリvs猪木戦では、猪木は投げやミドルキック、ハイキックは禁じられたが、脚への蹴りは許可されていた。そのため、猪木は自らマットに寝ころび、スライディングするようにしてアリの脚を何度も蹴りまくって内出血させ(のちに“アリ・キック”と呼ばれた)、試合後アリは脚を痛めて入院するほどの深手を負った。

 今回のメイウェザーvsマクレガーではタックルや投げ、関節技はもちろん、蹴りも一切使えない。

 ただ、メイウェザーの相手はこれまでに試合でヒザ蹴りなどを出してくる選手もいた。アルゼンチンのマルコス・マイダナがそうだ。メイウェザーの高度なディフェンス技術に手を焼き、イラついたマイダナは、メイウェザーにヒザ蹴りや頭突き、ローブロー(金的打ち)を入れたのだ。

 ボクサーのマイダナのヒザ蹴りはそこまで威力がなかったようで、結局メイウェザーは判定勝ちしているが、これがUFC王者の蹴りとなれば、軽いダメージでは済まされないだろう。

 だから、今回のメイウェザーvsマクレガー戦では契約書に、もし蹴りを出した場合の規定が書いてあるという。

「(マクレガーは蹴りを)絶対出さないよ。まず第1に、契約書に書かれている」とデイナ・ホワイトUFC社長は6月14日(日本時間15日)の電話記者会見で明言した。「第2に、これはネバダ州コミッションが定めるボクシング・ルールでの試合なんだ。メイウェザーのような男を相手に、訴訟になったらどうなると思う? コナー(・マクレガー)はお金が大好きだ。もし蹴りを出したら、コナーは恐ろしいほど莫大な額の金を払わねばならないことになるだろう」

 今回の対戦を正式に契約するにあたって、メイウェザーのチーフ・アドバイザーであるアル・ヘイマンとUFC、そしてPPV(ペイ・パー・ビュー=有料視聴放送)を行うTV局「ショータイム」が契約書を作る際に、メイウェザーは、この試合は純粋なボクシングの試合であり、マクレガーが総合の技術を使えるようなミックス・ルール的な物には絶対しないように、と強く主張したという。

 したがって、メイウェザーの神がかりなほどのディフェンスのうまさに業を煮やしたマクレガーが、蹴りとかヒジ打ちなどを出すという事態は起こりそうにない。

 なお、この試合で両者は1億ドル(約111億円)のファイトマネーを、それぞれ手に入れると予想されている。

■メイウェザー「復帰を期待されたので、戻ってきた」
プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(40=米国)が16日(日本時間17日)、約2年ぶりの“現役復帰”に向けて口を開いた。
8月26日、米ネバダ州ラスベガスで米総合格闘技UFCの2階級制覇王者コナー・マクレガー(28=アイルランド)とボクシングルールで対戦することが14日に発表されたばかり。この異例のカードが決まった後、初めて米メディアの取材に応じた。メイウェザーは「マクレガーはタフな対戦相手だ。世界中がこの戦いを望んでいたし、みんなが見たい試合をオレは提供しなければならなかった。引退していたが、復帰を期待されていたので、戻ってきたのさ」と口にした。