山口組が3つに分裂し抗争


おととしに指定暴力団山口組から分裂した指定暴力団神戸山口組の幹部が離脱の動きを見せ、30日午後に新組織の結成を表明しました。これで元の山口組は3つの組織に分裂したことになり、抗争への警戒が強まっています。

 (田中静記者報告)
 (Q.新しい組織について何か情報は?)
 新しい組織の代表は、神戸山口組の組長の右腕だったとされる織田絆誠こと金禎紀代表だと発表されました。今回の騒動で、神戸山口組の直参と呼ばれる直接の幹部が組長を務めていた3つの組や織田代表の部下だった30近くの組が離脱したとされています。今月に入り、分裂のうわさというのは、実は何度か取り沙汰されていました。しかし、当初はもう少し多くの組が離脱するのではないかといわれていました。結果的に新たに発足した新組織の規模は神戸山口組の3分の1にも満たないとみられています。しかし、主に分裂したのが神戸山口組の中核組織だった山健組の幹部らなどで、大量に抜けた影響やダメージというのは神戸山口組にとっては大きいとみられています。
 (Q.抗争への警戒は強まっているか?)
 強まっているといえます。新しい組織を発足させたということが30日に組側から発表がありましたが、警察としては人数やどこが拠点になるのかといった詳しい情報はまだ、把握できていません。ある捜査幹部は「まずは、新しい組織の情報を詳しく集めて実態を把握することが先決」だと話しています。一方で、おととしに神戸山口組が山口組から分裂した時、事務所に車が突っ込んだり発砲事件が起きるなどの分裂の影響とみられる抗争が相次ぎました。また、神戸山口組よりも規模は小さいといっても、他に指定されている指定暴力団と比べるとやはり、かなり規模は大きな方だということです。警察としては、神戸山口組や山口組、そして、新たにできた新組織の3者の抗争というのは絶対に防ぎたいというような考えで、できるだけ早く指定暴力団に指定する対応を急ぐということです。

◆神戸山口組・直系組長離脱、「任侠団体山口組」を結成
指定暴力団・神戸山口組から「直参」と呼ばれる直系組長が複数離脱していた問題で、神戸山口組の元幹部を代表とする新たな組織「任侠団体山口組」が結成されたことが明らかになりました。

(Q.今、何を思っていますか?)
 「・・・」

 兵庫県尼崎市にある神戸山口組の直系団体だった「古川組」の事務所で、神戸山口組から離脱した複数の直系組長らが集会を開き、新組織「任侠団体山口組」を結成したと明らかにしました。

 新組織の代表には「神戸山口組」の織田こと金絆誠元幹部が就き、本部長には神戸山口組の直系団体だった「真鍋組」の池田幸治組長が就任したということで、待遇面や組織運営での反発が離脱の原因とみられています。

 警察は今後、3つの「山口組」で抗争が起きる恐れもあるとみて警戒を強めています。

◆神戸山口組が分裂 新組織立ち上げ 抗争が激化
指定暴力団山口組から分裂して抗争を続けている神戸山口組がさらに分裂し、新組織を立ち上げたことが分かりました。

 指定暴力団神戸山口組の中核組織「山健組」の織田絆誠こと金禎紀副組長や「直参」と呼ばれる直系組長らは先月30日午後、兵庫県尼崎市内で会合を開きました。捜査関係者によりますと、金副組長らは神戸山口組での人事や運営方針に不満を抱いたとみられ、離脱して新組織を立ち上げました。神戸山口組はおととし、山口組から分裂し、全国で抗争が相次いでいます。新組織の発足によって三つどもえの抗争に発展する恐れがあり、警察は警戒を強めています。