村田諒太 | 不可解判定負けエンダムと再戦が決定!


ボクシングのロンドン五輪金メダリストでWBAミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が2度目の世界戦で、不可解判定の雪辱を期すことになった。

 3日、都内のホテルで会見が開かれ、10月22日に両国国技館で同級王者アッサン・エンダム(33=フランス)とタイトルマッチ12回戦を行うことが発表された。5月20日の王座決定戦(有明コロシアム)で1-2の判定で敗れた相手との半年ぶりの直接再戦。第1戦では4回にダウンを奪い優勢に試合を進めたかに見えたが、多くの疑問、批判を集めた判定でプロ初黒星を喫し、世界王座を逃していた。

 前回の試合直後にはWBAのメンドサ会長が判定の誤りを認める異例の声明を出し、エンダム勝利の採点を下したジャッジ2人を6カ月の資格停止とする前例のない事態となっていた。即座に再戦指令も出され、先月から両陣営が交渉に入っていた。

 村田が勝利を収めれば、五輪のミドル級金メダリストとして初のプロでの同級王者となり、1904年セントルイス五輪で競技が採用されてから25人の金メダリストで初の快挙となる。またプロ14戦目での世界王者戴冠となれば、主要4団体で暫定王者をのぞいて最速となる。


■村田諒太「殴り合います」
ボクシングのロンドン五輪金メダリストでWBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が、因縁の相手との再戦に挑む。3日に都内のホテルで会見が開かれ、10月22日に東京・両国国技館で同級王者アッサン・エンダム(33=フランス)とタイトルマッチ12回戦を行うことが発表された。

 5月20日の王座決定戦(有明コロシアム)では、村田が4回にダウンを奪い優勢に試合を進めたかに見えたが、多くの批判を集めた判定でプロ初黒星を喫し、世界王座を逃していた。会見にはエンダムがフランスから来日して出席し、両者が椅子を並べた。

 会見はエンダムから質問に答えた。「ここに戻ってこられてうれしい。日本のなかでも自分の顔と名前を認識してくれる人が増えてホームと感じている。世界中で話題になったのもうれしい。世界中のみなさんに愛するボクシングを見てもらいたい気持ちが大きかった。前回の試合と同様、それ以上にハードファイトを見せたい」と誓った。

 次に村田が質疑応答。「きれい事ではなくて、彼には感謝しています。デビュー戦はぼくにとって冒険マッチだったかも知れません、それ以外は実力さえだせれば勝てる試合だった。この前が2回目のチャレンジ。その試合が僕をつくってくれている。今の位置まで彼が引き上げてくれた。もっと良い試合をして、彼を超えてもっとその先を見据えたい」と述べた。

 第1戦では試合翌日に宿泊ホテルで健闘をたたえ合った。「友情は芽生えていると思いますが、リングにあがったら互いに関係ない。殴り合います」ときっぱりと言った。10月22日、完全決着をつけるゴングが鳴る。


■村田対エンダム/圧倒も判定1-2で敗れる
ボクシングのロンドン五輪金メダリストでWBAミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が、10月22日に両国国技館で同級王者アッサン・エンダム(33=フランス)とタイトルマッチ12回戦を行うことが3日、発表された。

 ◆WBAミドル級王座決定戦VTR 村田がガードを固めて前に圧力をかけ、好機に右ストレートを狙う。エンダムは素早いフットワークで周回しながら手数を多く出す展開が初回から続いた。4回にはカウンターの右ストレートで村田がダウンを奪う。以降も同じような展開が続いたが、村田のジャブ、ガードの上からのパンチにエンダムがぐらつく場面も多かった。判定1-2(117-110、111-116、112-115)。米国人ジャッジは村田の有効打を支持し、パナマとカナダのジャッジはエンダムの手数を優勢とした。村田は「第三者の判断が全て」と不平は口にしなかった。


■WBAは世界最古のボクシング機構
ボクシングのロンドン五輪金メダリストでWBAミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が、10月22日に両国国技館で同級王者アッサン・エンダム(33=フランス)とタイトルマッチ12回戦を行うことが3日、発表された。

◆WBA 世界ボクシング協会。1921年に米国17州の加盟で設立された世界最古のボクシング機構。当初はNBA(全国ボクシング協会)の名前で、62年にWBAと改称。本部はパナマ。