稀勢の里の化粧まわしが「北斗の拳」の理由


大相撲の横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)に、人気漫画「北斗の拳」の3兄弟を描いた三つぞろいの化粧まわしが贈られることが24日、分かった。アニメで放送された漫画のキャラクターが横綱の化粧まわしに用いられるのは史上初めて。稀勢の里は、孤高の男の長兄ラオウで、太刀持ちに主人公ケンシロウ、露払いには次兄トキが描かれた。5月6日に都内で開かれる横綱昇進祝賀会で披露される。

 他を圧する鋭い眼光。覇者としてのオーラが宿り、かざした右手には何者をもひれ伏す力がある。そんな姿は、この横綱にこそふさわしい。稀勢の里に、暴力が支配する世紀末を舞台にした人気漫画「北斗の拳」の三つぞろいの化粧まわしが贈られることになった。中でも横綱が締めるのは主人公ケンシロウではない。「世に覇者はひとり」と孤高の姿を貫いた長兄ラオウを、自ら好んで選んだ。

 きっかけは2年ほど前だった。大関昇進時に有志でできた「後援会」。週刊少年ジャンプの編集長として最大発行部数653万部を達成し、現在は漫画の編集などを手がけるコアミックス(本社・東京)の堀江信彦社長(61)も会員だった。綱とりに苦しんでいた当時、堀江社長は「横綱になったら化粧まわしを贈る」と約束した。すると稀勢の里の目が輝いた。「北斗の拳がいいです。ラオウでお願いします」。

◆稀勢の里がラオウの化粧まわしに「見えない力湧く」
大相撲の横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が人気漫画「北斗の拳」の化粧まわしを夏場所(5月14日初日、両国国技館)から着用すると、漫画の編集などを手がけるコアミックスが25日に発表した。三つぞろいの化粧まわしは、5月6日に都内で開かれる横綱昇進祝賀会で披露される。
北斗の拳に登場する3兄弟のうち、稀勢の里は長兄ラオウの図柄を選択し、太刀持ちは主人公ケンシロウ、露払いは次兄トキが描かれた。
稀勢の里は、コアミックスを通じて、以下のコメントを発表した。
「化粧まわしを選ぶ際、自分の性格的にはラオウというのがあるのかなと思いました。孤独で強いってイメージがありますし。存在感があるし、体もすごい! 力士であればこういう姿になりたいなって思いました。先代の親方からも『孤独にならないと強くなれない』と言われていました。ラオウの化粧まわしは着けているだけで見えない力が湧いてくるような化粧まわしですので、生で見てほしいなと思います。すごくこだわって作ってもらっているので、ぜひ巡業でも本場所でも見に来てほしいです。素晴らしいキャラクターたちに恥じぬよう、気持ちで負けないようにしたいと思います。とても注目されると思うし、自分が一番楽しみにしています」

◆稀勢の里あえてラオウ選択
大相撲の横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)に、人気漫画「北斗の拳」の3兄弟を描いた三つぞろいの化粧まわしが贈られることが24日、分かった。

 アニメで放送された漫画のキャラクターが横綱の化粧まわしに用いられるのは史上初めて。稀勢の里は、孤高の男の長兄ラオウで、太刀持ちに主人公ケンシロウ、露払いには次兄トキが描かれた。5月6日に都内で開かれる横綱昇進祝賀会で披露される。

今回の企画はコアミックスと大相撲のコラボレーションにより実現した。コアミックスは「週刊少年ジャンプ」の5代目編集長を務めた堀江信彦が、『北斗の拳』の原哲夫や『シティーハンター』の北条司らと設立した株式会社である。
新プロジェクトでは『北斗の拳』のケンシロウ、ラオウ、トキをモチーフにした化粧まわしを製作。稀勢の里はその中からラオウを選択し、横綱として史上初めてマンガをテーマにした化粧まわしで土俵入りすることになった。

ラオウを選択した理由について稀勢の里は、師匠の先代鳴戸親方(元横綱・隆の里)から受けた「孤独にならないと強くなれない」という教えと、ここまで邁進してきた今の自分の姿が主人公・ケンシロウではなく孤独に戦うラオウに重なったからだとコメント。「素晴らしいキャラクターたちに恥じぬよう、気持ちで負けないようにしたいと思います」と意気込みを語っている。

稀勢の里
「化粧まわしを選ぶ際、自分の性格的にはラオウというのがあるのかなと思いました。孤独で強いってイメージがありますし。存在感があるし、体もすごい! 力士であればこういう姿になりたいなって思いました。
先代の親方(鳴戸親方)からも“孤独にならないと強くなれない”と言われていました。ラオウの化粧まわしは着けているだけで見えない力が湧いてくるような化粧まわしですので、生で見てほしいなと思います。すごくこだわって作ってもらっているので、ぜひ巡業でも本場所でも足を運んで見に来てほしいです。素晴らしいキャラクターたちに恥じぬよう、気持ちで負けないようにしたいと思います。とても注目されると思うし、自分が一番楽しみにしています」