勉強させてもらってます。美術刀剣界の大御所様2

◆先生のHP閲覧者さま【自家焙煎コーヒー「Gaya通信」】のブログ記事『勉強させてもらってます。美術刀剣界の大御所様』続編を御紹介させていただきます。

今夏、私は流派の昇段審査で「初段」に合格しました。6段以上の昇段審査では真剣(日本刀)を用いるのが原則です。つまり5段の先輩たちは真剣で日々練習を行っています。

ただ、最近疑問というか、不信というか、もやもやとした感情で、それらの日本刀を観ています。
というのも、日本刀の評価・鑑定にどうも胡散臭さが漂うことを、最近知ったからです。

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敗戦直後のGHQによって日本国民の持つすべての武器を接収するとの命令から、日本の文化遺産である日本刀を守るため、「美術品」という名目で残すことに成功しました。当時としては止むを得ない対処策だったでしょう。先人の努力、苦労には頭が下がる思いがします。
問題は、現在でも茶器や陶磁器のような骨董の類と同様に、日本刀が「美術品」のみの基準で評価されていることです。
日本刀の条件である「日本古来の鍛錬法で造られた」という「日本古来」についても、実は江戸末期(新々刀期)の鍛錬法といわれます。古刀の鍛練法は分かっていないのです。つまり、「日本古来」は幻想なのです。
美術刀剣界の価値基準は、昭和20年代で止まっているようです。

で、美術刀剣界の大御所らの拠り所である日刀保において審査に当たり疑惑があったとかで、所管の文化庁の指導により理事およびその親族の刀は「窓口規制」となったらしいのですが、それが守られていなかったと、再び国会で問題になっています。
別の話では、審査に当たり「〇〇の銘を消せば、もっと上を狙える(評価が上がる)」と、わざわざ銘を消して審査に出す人もいるとか。
また、今春には新聞記事にもなった話ですが、ある刀剣商が日刀保を提訴するに至ったそうです。一昨年、この刀剣商は、室町初期の大和伝の銘のある刀を日刀保発行の鑑定書を添えてん百万円で売却しましたが、購入者が日刀保に「〇〇」作との確認を、と審査してもらうと、「真作と認めらない」と「不合格」に。このため購入者が日刀保に購入時の付いていた鑑定書の存在を伝えたところ、不合格が取り消されたというのです。結局、購入者は「(日刀保の)鑑定は信用できない」と返品、刀剣商は売却額で刀を買い戻すはめになったとか。

確かに、日本刀の鑑定は専門家でも迷うものがあるとは聞きます。
それにしても、「保存」「特別保存」などが付けば、評価額がひと桁変わるという世界。恐ろしい話です。
本来「武」のために打たれた日本刀を、骨董美術品としての目でしか評価しない美術刀剣界の暗部が表に出てきたのでしょう。

亡くなった刀剣研究家・得能一男氏は著書の中で、現代刀に江戸期以前の有名な刀工銘を刻んだ大がかりなニセ美術刀剣事件(昭和56年摘発)について、その偽銘刀を日刀保が「保存刀剣」として認定し、市場に出回っている、と強く批判しています。
もっとも、偽銘刀はすでに江戸期以前からあるようです。「名刀正宗」伝説しかり。

これらを私は批判しようとは思っていません。
むしろ、いかに「権威」なるものがあてにならないか、よく学ばせてもらった、と感謝しているぐらいです。
日本刀は、刃紋の美しさ、姿の優美さあるいは力強さから、世界に誇る鉄の芸術品と言っても過言ではないと思います。しかし、美術品・骨董品としてのみ評価する今の美術刀剣界と、私は合わないな、と感じます。日刀保に入会して勉強しようか、とも思った時期もありましたが、その気はなくなりまた。

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美術刀剣界の方々は、やれ「相州伝の沸えがすばらしい」と言っておられればいいのです。
私は実用です。

例え、室町末期=戦国時代の数打ち物(大量生産品)であっても、自分が素振りをしてしっくりなじみつつ、刃長70cm前後、重さは鞘を抜いて1kg弱、姿も好みに合い、できれば地鉄が沈みがちで刃紋も直刃の眠たげなものを、いつか買いたいと思います。こういう刀はよく斬れるそうですから。安ければ安いほどいいですね。
古美術とは異なる価値観です。
それでいいのです。いわゆる名刀を欲しいとも思いません。
日本刀を別の視点から観ることができるようになれたことを美術刀剣界の御大の方々に感謝しなければいけません。

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◆以上、先生=【旧日本帝国陸海軍軍刀】の閲覧者様ブログ記事です。閲覧者様が啓蒙記事を書いてくださり誠に嬉しい限りであります。


◆ミリタリー関係者様、武器兵器関係者様の著書、ブログ記事など拝読させて頂きますと、軍刀身に関する記事内容は依然として従来の日本刀の虚構(美術刀論)を参考にしたものを多く見かけます。
軍事関係で刀身を論ずるのなら実用性などの刀身構造を重んずるべきだと考えております。
先生=【旧日本帝国陸海軍軍刀http://www.h4.dion.ne.jp/~t-ohmura/】 を参考にし刀身構造に重点を置いて頂ければ幸いでございます。


◆先生の刀剣理論は多くの文献、武道家の検証を元にした確たる事実であります。
『美術刀剣の本に書いていた』 『テレビなどのマスコミで言っていた』などは全く当てになりません。
本やテレビで言われてることが絶対事実とは限らないのであります。
一人でも多くの愛刀家様が玉鋼呪縛から逃れることを願ってやみません。

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↓他にもミリタリー関連ブログあるそうです
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