我、居合い試斬家に聞く

◆居合い試斬家の稽古に見学にいってきました。

試斬家が使用している刀は近代刀「武久」所謂昭和刀である。
一枚鍛えの近代刀(軍刀)は粘り強く、研ぎ減っていても実用性に差し支えないことを実感した。
取材協力 英明会(習志野)様

イメージ 1

打刀拵え・中心を確認していないが、一枚鍛え(素延べ)昭和刀「武久」・刀長66.9センチ・反り1.6センチとのこと(無論、登録証付き)

イメージ 2

切先から物打ち辺りまで重ねを意図的に薄くしている。
一枚構造だからできる行為である。皮心鉄構造の二重構造なら心鉄が露出してしまう。

イメージ 3

樋が途中から薄くなくなっている。

イメージ 4

戦場での実戦に出たら研ぎは必須である。甲伏せなどの二重構造では研磨を重ねると心鉄が露出する。
以前、別の武道家に聞いたところ、心鉄が一部露出した刀で試刀したら簡単に「くの字」に曲ったそうである。
やはり刀は一枚構造なのが優れているようである。

イメージ 5

樋の位置からすると区送りしているのだろうか、短い中心は非実戦向きと軍刀修理軍属「成瀬関次氏」の著書でも紹介されている。

イメージ 6

抜刀!近代刀で試刀する

イメージ 7

見事に刃筋が狂わず切れた巻き藁。
機会があれば藁に竹を入れて検証してみたいところだ。

イメージ 8

研ぎ減りした近代刀の威力は御覧の通り。

イメージ 9

刃毀れ一つ無い近代刀。
戦後現代刀は竹を仕込んでいない巻き藁でも刃毀れする刀が多いそうだ。

鑑定家の実用性理論など机上の空論である。先生と武道家こそ最高の目利きなのである。

武道家談

昭和刀と呼ばれる刀で試刀しても何の問題もありません。むしろ粘り強く刃持ちがよい(砥いでから何回切っても切れなくなりづらい)
戦後現代刀は刃毀れするものが多く、刀剣鑑定家、刀剣商がいうことは全く実用性には関係が無いことだと考えております。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/de/b7/chiru7777love7777/folder/843279/img_843279_24028018_0?1228302719
いろいろな日本刀関連のサイトを拝見させていただくと軍刀を模造刀などと呼んでいるものが見受けられるが、何を持って模造刀なのかと問いたい。
「日本刀に模しているから」「伝統を継承していないから」「玉鋼を使用していないから」……呪縛もいい加減にしてもらいたい!
日本古来の造刀法は詳しく判明していないのだ(玉鋼は使用していない。一枚鍛えが主流等は判明)

近代刀が日本刀でなければ、玉鋼、折り返し鍛錬、皮心鉄構造の新刀、新々刀、戦後現代刀も日本古来の定義に当てはまらない。これらも日本刀ではないことになる。

特に戦後現代刀は本質(斬れる性能)を無視したものが大半である。美だけを追求した戦後現代刀こそ模造刀であると私個人は思います(斬鉄剣の小林康宏刀匠などは例外)

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/de/b7/chiru7777love7777/folder/843279/img_843279_24028018_0?1228302719

先生の本格的な取材も御参照ください↓
【居合い試斬家に聞く】
↓他にもミリタリー関連ブログあるそうです
にほんブログ村 ミリタリー