★ 『ビヨンド・クルーレス』

2014年。イギリス。”BEYOND CLUELESS”.

  チャーリー・ライン監督・脚本・編集。フェアルザ・バルク=ナレーション。

 1990年代後半から2000年代前半にかけて大量に制作された学園映画についてのエッセイを映画にしたような作品で、当時は同世代の若者向けに制作された取るに足らないお子様向け作品だとみなされて、アメリカ本国ではまともに批評する対象だとはみなされていなかったようだ。日本でもその過半数がDVDストレートで劇場公開なしの扱いだったことから同様で、一部の物好きが愛好している状態だった。英国でも同じようなことだったようで、アメリカの1970年代のソウル・ミュージックを聴くのはイギリス人と日本人だけだという現象とよく似ている。

 

 学園映画といえば、リンジー・ローハンの『ミーン・ガールズ』や、『アメリカン・パイ』シリーズ、キルスティン・ダンストの『チアーズ!』、この作品のタイトルにも使われているアリシア・シルヴァーストーンの『クルーレス』などは日本でもかなり知名度は高かったが、この映画はナレーターに『ザ・クラフト』のフェアルザ・バルクを起用していることからも想像できる通りに、学園ホラー映画や、一応学園が舞台だがアート系の映画や、変な映画にも重点が置かれていて、監督の趣味・嗜好が強く反映されている。結果的に日本未公開の映画がかなりの割合を占めていて、見たくても見れない映画についての場面は想像するしかない。

   IMDb

                  公式サイト(UK)

 YouTubeで好きなジャンルの映画について名場面を無許可で編集したようなアマチュアの動画を目にすることがあるが、それと大差ないような気がしないでもないが、それらと異なる点は監督の並外れた知識と、ジャンル映画への偏愛度が異常過ぎることだろうか。編集はかなり荒っぽくて、すぐれているとは言えないが、好きな映画が出てくると、「やっぱりそうか、この作品を好きな人は全世界に一定数存在するのだな。」とうれしくなって許せてしまう。

 『ルールズ・オブ・アトラクション』の切なさを語るのではなく、単に無茶苦茶な映画として取り扱われていたことに少し失望したものの、『アメリカン・ピーチパイ』や『恋は負けない』、『セイブド!』、『ケン・パーク KEN PARK』、『恋人にしてはいけない男の愛し方』、『DEAR WENDY ディア・ウェンディ』、『エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち』など知る人ぞ知る作品を取り上げていることには感動した。

 一方で『ファイナル・デスティネーション』シリーズや、『ブレアウィッチ・プロジェクト』、『キャビン・フィーバー』、等はちょっと場違いな感じがあり、『ゴースト・ワールド』や『エレファント』、『パラサイト』はギリギリのラインだったような気がする。

 この映画を楽しむためには、『ハイスクールU.S.A』と『ヤング・アダルトU.S.A』の2冊を楽しく読んだ経歴が必要かもしれない。

 

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文豪ストレイドッグス【国木田独歩】キャラクター紹介Vol.3

国木田 独歩(くにきだ どっぽ) 年齢:22歳身長:189cm体重:78kg血液型:A型誕生日:8月30日所属:武装探偵社好きなもの:手帳、鰹のたたき、魚釣り嫌いなもの:予定外、権威名言:「動揺は達人をも殺す。師匠の教えだ」異能力:独歩吟客CV:細谷佳正 武装探偵社の社員。太宰治の相棒的立ち位置でもある。普段は表には出さないが、とても根は情に厚い人間性を持つ。田口六蔵の父親が亡くなった事に責任を感じてか、親代わりを