映画『リズと青い鳥』感想

山田尚子監督、京都アニメーション制作の劇場アニメーション”リズと青い鳥”を見てきました。これから感想を描きますが、バリバリにネタバレなので未見の方はご注意ください。山田尚子の怪物的才能が、1秒1カットに余すところなく溢れかえる、感情の超細密画でした。青春の、ヒトの気持ちがどのような音を立てて触れ合い、変化していくかに少しでも興味がある人は、見なければいけない作品だと思います。ネタバレなので折りたたみます。 というわけで”響け! ユーフォニアム”の正式続編でありながら、その看板を外した本作品。”聲の形”で見せた微細にして残酷に、愛を持って青春を分解していく山田尚子の眼力と腕前はますます冴え渡り、…

TNMスタイル別参考作品紹介ショートレビュー”Across the Nightmare”  特別編

・スタイルにこだわらず、ダスクエイジ全体を読み解く助けになる作品群 TNMスタイル別参考作品紹介ショートレビュー”Across the Nightmare” 特別編その1 『戦争請負会社』(P・W・シンガー、NHK出版) 戦争という人類最大の事業計画は、いかに民間にアウトソースされるようになったか。平易な表現、綿密な取材によって明らかになる新時代の戦争。 というわけで、スタイルの枠を離れてダスクエイジを見ていく特別編。四月の終わりまで、4回に渡って書いていこうと思う。 初回ではPWシンガーの名著を紹介する。この後に続く”子ども兵の戦争””ロボット兵士の戦争”と合わせて、変質しつつある現在の戦争…

ルパン三世 PART5:第4話『銭形の誇りと砂漠の埃』感想ツイートまとめ

ルパン三世 PART5を見る。男二人が手に手を取って、砂塵まみれの逃避行。キツめの光で煽られ炙られ、テクノキッズも汗をかく。持ちつ持たれつ腐れ縁、ワッパで繋がるあなたと私。不二子をざっくり蹴り飛ばし、アミを背負ってとっちゃんと二人、ブロマンスに飛び込むルパンのお話。— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月24日 というわけで、砂漠をフラフラする話である。ホモカップルが限界環境にいた子供背負って猛ダッシュ…実質”チョコレート・ドーナツ”だな。人間関係の経験値が少ないので、すーぐ極端なこと言い出すアミちゃんの描写は良かった。男二人集まりゃすぐホモとか、そういうのないからな!…

あまんちゅ!~あどばんす~:第3話『幸せのプロと達人のコト』感想ツイートまとめ

あまんちゅ! ~あどばんす~を見る。生きつ戻りつ人生海路。悩めるてこが海の中、成功体験を積み重ねつつネガティブな自分を修正していくナビゲートのお話。恥ずかしいセリフとイイハナシ、曲線と柔らかさのフェティシズムと重依存が濃厚に入り混じり、アタマが疲れるエピソードだった。楽しいけど— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日 というわけで、『もう三話だし、肩温まったからサ…”依存”で殴るよ…』と言わんばかりの、てこのディープ&ダークな内面に潜るお話である。アドバンスと言っても、早々簡単に人間変わりきらない。しかしその歩みは着実に前に進んでいて、なおかつ自分ではそれを実感で…

Caligula-カリギュラ-:第3話『何故、生きているのか?人生について突き詰めて行けば行くほど、混乱してしまう。』感想ツイートまとめ

Caligula-カリギュラ-を見る。永遠に同じ場所を歩き続けるメビウスの輪に捕えられて、機械の神が望みを歌う。無垢なる装置は、人間のどす汚れた機微を理解できない。進んで戻って狂って歪んで。踊る時計の針、パステル色のキチガイお茶会。物語が加速を始める第3話。— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月23日 というわけで、三者三様のマトリクス生活が描かれる第3話…って言っても、美笛&鳴子の暴食お茶会プリパラ風味が大暴走すぎて、鼓太郎&鈴奈の図書館組、律くんの独歩はあんま尺使われてなかったが。いやー、Caligulaのろくでもなさが言葉ではなく心で! 理解できたッ!! って感…