蒼井そら | 連続ドラマ「逃亡花(のがればな)」の主演が決定!


蒼井そら(34)がBSジャパン「逃亡花(のがればな)」(土曜深夜0時)でドラマ初主演に挑戦している。
 夫殺しの無実の罪で追われながら娼婦となって金を稼ぎ、真犯人を探し続ける妻・小園井咲子を演じる。民放テレビ局の公式ポータルサイト「TVer(ティーバー)」では、配信のたびに上位にランクインする注目作。佳境を迎えるドラマの見どころ、女優としての今後の展望を聞いた。

 愛する夫を殺され、敵討ちを静かに誓う役どころだが、スタッフからは「幸せが出過ぎ」と評される天真らんまんなタイプだ。インタビュー中もハスキーがかった明るい笑い声が響く。「復讐(ふくしゅう)したいと思ったこともないし、経験値もないし。(咲子は)私の性格とは全然違うなと思いました」。

 ドラマは16日の放送で第9話(全12話)。物語は佳境へ向かう。黒幕が少しずつ明らかになり、物語はスピード感を増していく。「ヒントを見つけては失って、また新しいヒントが見つかる。スリルがあります」と見どころを語る。
 映画の主演経験はあるが、連続ドラマでは初めて。オファーを聞いて心底驚いたという。「咲子はちょっとおとなしい人。その中で怒り狂っているところとか、人間の感情が見える時に、どう表現したらいいんだろうと。できるかなと思いました」。演じることに不安もあったが「でも、自分と違う人間だからこそ、すごく面白そうだと思いました」と真剣な表情で語った。
 第4話、大浦竜宇一演じるフリーライターの竹田に刃物を突きつけるシーンで咲子が取り憑いたような心境になり、セリフを読んだ感覚がなかったという。「感情が入るってこういうことなんだって、身をもって分かった。それを経験してから後の芝居が変わったんじゃないかと思います」。女優として一皮むけたと感じた。

 現在は映画やドラマに活躍の幅を広げるが、アダルト女優としてデビューした。中国で広く日本のアダルトビデオが浸透していることから、現地での蒼井の認知度は絶大。その人気は自身の想像以上だったという。10年に中国版ツイッター「ウェイボー」を開設すると、先に開設していたツイッターのフォロワー数を3時間ほどで上回った。「びっくりするくらい早くて。めちゃくちゃ話題になってんじゃん、みたいな」と笑った。
 人気は韓国、台湾、タイなどアジア圏に広がる。人気の理由を聞くと「コミュニケーション」と答えた。「海外のタレントさんが、一瞬でも日本語で話してくれるとうれしいじゃないですか。同じように、もっと中国語でコミュニケーションできたらと考えていたのがすごくよかったみたいです」。

 語学の習得は台本の覚え方にも影響を与えたという。「5、6年間中国でやってたので、音で覚えるように変わったのかな。今、日本語の台本をめっちゃ覚えられます。台本覚えは早いと思いますよ」と思わぬ効果を明かした。
 今後は「女優さんをやっていきたい気持ちが強い」と目を輝かせる。特に映画への思い入れは強い。14年に出演したタイ映画「I FINE THANK YOU I LOVE YOU」が、第10回大阪アジアン映画祭に出品されことが大きな経験になった。「海外の作品だとその国でしか上映されないけど、映画祭だっだら日本語字幕で見てもらえる。作品が海を越えてくれる。だから映画をやりたい」と力強く語った。

 私生活では1月にDJの男性と結婚。夫はドラマを見るというが「感想はいらないよ、って伝えてます」と照れ笑いした。親戚が多く、いとこの子守をしながら育ったという根っからの子ども好き。子どもを持つイメージは? と聞くと「結婚したらすぐ欲しいなって思ってましたけど、ドラマに入ってしまったので。これから頑張ります」とニッコリ笑った。