この国の常識

この話題は何度もしてきましたが、昨日のカイロの話でちょっとした保険のことです。

私の保険はそんなに悪くはないので、カイロに保険が効かないこと程度はまあ仕方がないかと思います。

先日、ばったりと以前一緒に働いていた上司に会いました。彼、年齢は59歳かなあ。一年ほど前に私達がいた会社とは別の会社からレイオフになり、それ以来仕事が見つかっていません。

私が彼にあったのも一年ぶり。なぜかというと、職探しに苦労しているのは噂で知っていたので、なんて話しかけていいかわからず、そのうち電話もしなくなり、疎遠になってしまっていました。

彼とは、本当に楽しく長い間一緒に働いていました。今でも大好きな人です。その彼は、ある会社に転職して、要職にいました。あと3年くらいでリタイアすると言っていたのに、突然のレイオフ。その直後も、すぐ仕事は見つかるよと本人もまわりも楽観していました。それが予想に反して一年も無職。

私がばったり出会ったときは、奥さんも一緒でした。彼女は、とにかく不満いっぱい。だったら自分が仕事探せばと思わずいいたくなりましたが、そこは私が大好きな彼の方に気を使い、だたひたすら聞き役に。

彼ら夫婦の一番の心配は保険です。
夫婦どちらも健康に問題があり、保険なしでは生きていけない。

でも仕事をしていないため、個人で保険に入り、その金額、二人で月に$1600!びっくりしました。

仕事なくて、収入ないのに$1600を彼らは捻出しなくてはいけないのです。おそらく生活していくだけの貯金はあるんだと思いますが、とにかく保険のためにどんな仕事でもいいんだと言っていました。

まさにアメリカの現実を見た気がします。

医療費はあまりにも高くて、保険なしでは病気、怪我したら破産です。
かといって、個人で入るには保険は高すぎ。

レイオフのターゲットになりがちな50代後半の年齢の人たちは、この恐ろしい状況に直面しなくてはいけません。

なんだかなあと、久しぶりにあえて嬉しかったのに、悲しいというか、なんとも言えない感情が湧き上がってきました。

私がなにかできるとすれば、以前いた業界で私の知り合いに声をかけまくること。案の定、みんな彼はコネクションがあって、どこかに入ると思っていたようで、まさかこんなに仕事なくて困っているとはと驚いていました。いくつか、候補の仕事はありそうなので、紹介することができました。うまくいくかはわかりませんが、昔の同僚の悲しい姿は、本当に見ていて辛かったです。うまくいきますように。