プロ野球キャンプニュース(2/13)

 <今日の一番>

 10日から3日間連続で行われたロッテの紅白戦で

「1番遊撃」として全試合フル出場し、

3戦連続で安打、打点、得点をマークした

ドラフト2位藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)が

13日、プロ入り後初めての両親へのプレゼントについて明かした。

【写真】トヨタ自動車・藤岡

 藤岡裕は

「両親がキャンプを見に来ていたんです。

2日前に帰ったんですけど、焼き肉を一緒に食べに行きました。

自分が払いました」とうれしそうに話してくれた。

社会人時代にも幾度となく両親へプレゼントをしていたというが、

プロ入り後は今回の焼き肉店での支払いが初めてだったそうだ。

 その藤岡裕は1、2軍に振り分けられる15日からの第4クールでも

1軍でプレーすることが決まった。

現在のコンディションについて「とりあえず、疲れてます。

バットを振る量が全然違いますし。

疲労で試合の中でバットが出づらいのもあります」という。

“フルスイングデー”と名付けられたこの日の練習も、

午前中はフリー、ロングティー、ティー打撃と、ひたすらバットを振った。

 「練習後はお風呂に長く入ったりして、ほぐしています。

ケガがこわいんで。次のクールも1軍? まだまだこれからなんで。

しっかりアピールして、開幕スタメンを目指してやっていけたら」と、

開幕戦で「1番遊撃」の座をつかみ取るつもりだ。

 

 

 広島クリス・ジョンソン投手(33)が

初めて打者を相手にしたフリー打撃登板で、順調な調整をうかがわせた。

【写真】広島ジョンソン、エルドレッドら4外国人と契約更新

 バティスタとメヒアを相手に

計40球を真っすぐだけでなくブレーキの利いたカーブや

チェンジアップ、ツーシームなどを投じた。

見逃しストライクは5度。2選手に計20スイングで安打性2本に抑えた。

 寒波の影響で気温が上がらず、

例年よりも寒い中での1次キャンプとなったが、3年目の左腕は気にしない。

「こういった天気の中でも僕らのトレーニングは進んでいく。

体はコンディションは良く、肩周りも調子良く投げ込めている。

あとは沖縄の温暖な気候の下で実戦に向けての仕上げをしていきたい」。

1次キャンプで調整の段階を上げて14日、実戦が増える沖縄へ移動する。

 

 

 沖縄・金武町で12日、楽天1軍2次キャンプが始まった。

午前9時30分から行われた歓迎セレモニー。

【写真】久米島でのキャンプを終え報道陣に囲まれる楽天梨田監督

 一番の笑いを取ったのは、大学生だった。

沖縄・名護の名桜大学応援団・チアリーディング部が

梨田監督、選手らの前でパフォーマンスを行った。

その1人、益満萌さん(2年)は、

マイクを握るやいなや、強烈なだじゃれをかました。

 「買い物するなら楽天。クレジットカードも楽天」と、

いきなり個人情報を公開すると

「好きな食べ物は芋天。好きなテレビは笑点。

デートするなら、那覇市のホコ天(歩行者天国)」と叫び、球場中の笑いを誘った。

 そして、とどめは

「梨田監督。こんなつまらないギャグは、なしだと怒らないで下さい」と締め、

大笑いを勝ち取った。

梨田監督は「自分が言おうと思っていたことを全部言われた」と悔しそうだった。

 

 

 日本ハムが1次キャンプを行う

米アリゾナの12日(日本時間13日)の最高気温は17度だった。

今キャンプで一番寒かった。

【写真】日本ハムのキャンプ地を訪れ、栗山監督に握手であいさつするエンゼルス大谷

 チームが1月28日(同29日)に現地入りして以降、

連日20度台中盤の気温を記録。

10度台は初めて。空も曇ることは希だったが、この日はずっと曇天。

気温を上昇させる強い日差しが雲に遮られ、選手らも「今日は寒い」と震えた。

めったにふらない雨もぱらついた。雨も、もちろん、今キャンプ初。

16年以来、2年ぶりの珍事に栗山英樹監督(56)は

「16年に日本一になった時に雨が降りましたけど、

(今日も)ぱらぱら降ったので、いいですね」。

吉兆の寒さに笑みがはじけた。

 

 

 <第2クール終了:中日新顔通信>

 日本ハムからFA加入した中日大野奨太捕手(31)の

投手陣からの信頼感が急上昇している。

【写真】自主トレを公開した中日の大野奨太

 キャンプインからブルペンで数々の投手の球を受け、

投げ終わるとしばらく話し込む光景を目にする。

同姓の大野雄は「キャッチングがうまかった。

右打者の外角へのシュートがいいんだよな、という意見交換などをした」。

メジャー通算51勝の新外国人ディロン・ジー投手(31=ツインズ)は

「非常に良い捕手。常に低めの体勢を取ってくれた。

だからアンパイアがストライクコールをしてくれた」と大絶賛だった。

 中日は正捕手不在が長く続き、捕手補強は重点ポイントだった。

16年日本一捕手の活躍に大きな期待がかかる。

大野奨は「コミュニケーションはできるだけ取っていきたい。

時間がある限り、投手と食事に行ったりしたい。

チームメートにも認めてもらい、ファンにも認めてもらいたい」と扇の要を狙う。

 

 

 <第3クール終了:オリックス新顔通信>

 ドラフト3位福田周平内野手(25=NTT東日本)が存在感を見せた。

11日に行われた今キャンプ初の紅白戦に紅組の2番遊撃で出場。

5回1死一、三塁から鈴木優の137キロを捉えて右前適時打を放った。

【写真】オリックス3位福田、珍グリップでレギュラーつかむ

 1回の1打席目には際どいボールを見極めて四球をもぎ取ると、

左飛だった3回には投手に10球を投げさせるなど、

粘り強さをしっかりとアピールした。

 それでも福田は

「やることだけをしっかり出せればいいかなと思う。

今は練習でやっていることを100%やっていきながら、

自分の求めていることをやっていけばおのずとアピールにつながる」と冷静だ。

 ドラフト8位山足達也内野手(24=ホンダ鈴鹿)が

右太もも裏の強い張りで2軍落ちとなったため、1軍では新人野手ではただ1人。

169センチの元気印が奮闘を続けている。

 

 

 <第3クール終了:阪神新顔通信>

 ドラフト2位の高橋遥人投手(22=亜大)の株が上昇を続けている。

13日には高知・安芸2軍キャンプでシート打撃に初登板し、

打者4人のうち直球で見逃し三振2個を奪う快投。

【写真】阪神2位高橋遥人、特製グラブ貰うも規則に触れる?

 矢野燿大2軍監督(49)の評価も

「変化球も強い。

スライダーも“角”があるから空振りを取れるし、

ツーシームもカウント球と追い込んでからのボールで変えていると、

本人も言っていた。打者は嫌じゃないかなと思う」とすこぶる高い。

 亜大でソフトバンク東浜から広島九里、

薮田、DeNA山崎康と継承されてきたツーシームは鋭く沈み、

スライダーのキレ味も抜群。

そして何より最速151キロを誇る直球の強さが最大の魅力だ。

金本知憲監督(49)がブルペン投球を視察した後に

「潜在能力は素晴らしい。スゴイわ。

ノビノビとド真ん中に回転のいい球をドーンと。それだけでいいと思う。

まずは。あれ、打てないと思うよ」と絶賛した逸材に、要注目だ。

 

(日刊スポーツ)