プロ野球キャンプニュース(2/14)

 <今日の一番>

 日本ハムの米アリゾナキャンプでの最後の実戦で、

1番打者を務めたのは高卒3年目の平沼翔太内野手(20)だ。

「1番三塁」で韓国・LG戦(スコッツデール)にフル出場。

1点を追う3回1死三塁の場面では同点中前適時打を放った。

 午前中は雨が降っていた。

アップ前に平沼は「今日は試合が出来ますかね」と点を見上げていた。

アスファルトが、しっかり濡れるほどの雨も「これなら試合は出来ますよね」と、

練習試合の実現を熱望。

アピールしたい思いが、結果としても結実した。

 敦賀気比時代は15年センバツで優勝投手となった。

プロ入り後に打撃センスを買われて遊撃手へ転向。

昨季までは2軍で実力を磨き、今季は初めて1軍キャンプ参加を勝ち取った。

「しっかりアピールしたい」と意気込んでいた成長株が一回り大きくなって、

16日に帰国する。

 

 

 巨人菅野智之投手(28)が14日、沖縄・糸満市内の平和祈念公園を訪れた。

国立沖縄戦没者墓苑で戦没者への祈りをささげ、献花を行った。

【写真】巨人菅野リーダーの自覚、監督のパイプ役で環境作り

 チームとしては8年連続8度目の訪問となった。

訪問を終え、「こうやって平和に生活できて野球が出来る喜び、

幸せをあらためて感じることができました。

今は野球選手として野球がいつまでできるか分からないけど、

感謝の気持ちを持ち続けたい」と平和が何よりも大切だと振り返った。

 また15日から始まる沖縄キャンプに向けて

「実戦が入ってくると思うし、気温も宮崎よりも温かい。

徐々にペースを上げていきたい。

自分のことだけでなくチームも引っ張っていきたい」と話した。

 

 

 ロッテの大嶺祐太投手(29)とチェン・グァンユウ投手(27)が

14日、今日1番の笑顔を見せた。

【写真】ロッテの大嶺祐太

 両投手はこの日、

宿舎から車で30分ほどのところにある、

生徒数が小、中学生を合わせて19人という石垣市立富野小中学校を訪問。

子供たちとキャッチボールをしたり質問に答えたりと、リラックスした時間を過ごした。

 今年1月、大嶺祐が同小中学校に近い場所で自主トレを行っていたところ、

土日は一般の利用者のためにグラウンドが使えないことが発覚。

その時、偶然通り掛かった富野小中学校の校庭のきれいな芝生を見て、

校長先生に「トレーニングに使わせてくれませんか?」と頼んだという。

今回の訪問はその時のお礼だった。

 質問タイムで子供から

「高校時代と同じくらい(プロ入り後は)野球は楽しいですか?」

と聞かれた大嶺祐は「正直言うと、高校のころの方が野球が楽しかったです。

今は仕事と考えなければならないので」と思わず本音を吐露。

イベント後には「本来は楽しくてやってきた野球なのに、忘れかけている。

それを思い出させてくれた。

キャンプはしんどいですけど、初心に戻ってできたら」と子供たちに感謝した。

 また「本気で投げたら何キロ出ますか?」と聞かれたチェンは

「最速は149キロ。150キロ? 

自信はあるので、しっかり練習してシーズンの前半に出したい」と宣言した。

 2人とも15日からの第4クールでは2軍に振り分けられた。

だが子供たちとの交流で心身ともにリフレッシュ。

また気持ちを切り替えて1軍を目指すことを誓った。

 

 

 ヤクルト小川淳司監督(60)が14日、今季一番の照れくさそうな表情を見せた。

【写真】「ハートマーク」を披露するヤクルト小川監督

 沖縄・浦添キャンプの第3クール初日の全体練習後、

バレンタインデーということで女性報道陣からチョコレートが贈られた。

「え、いいんですか? ありがとうございます」と恐縮しながら紙袋を受け取ると、

両手でハートマークを作ってほおを緩めた。

 15日の練習試合・韓国ハンファ戦(浦添)から、今季の実戦がスタートする。

チョコを受け取る数分前には

「試合になったら絶対に勝つ気でやってもらう。

おのおののテーマは必要だけど、1つのボールに執念を持って試合をやってほしい。

結果も大事だけど内容も重視しないといけない。

練習試合なので、(一塁も挑戦中の)坂口を

ファーストで途中から使うプランも考えている」と、勝負師の鋭い表情で語っていた。

 

 

 西武は14日、宮崎・南郷キャンプ第3クールを終えた。

この日、一番遠くに打球を飛ばしたのは、山川穂高内野手(26)だ。

【写真】笑顔の西武山川

 シート打撃で、ドラフト3位の伊藤翔投手(19=四国IL・徳島)と対戦。

第1打席の左前打に続き、第2打席で左越えに1発を放った。

カウント2-1から140キロの真っすぐが抜けたのを見逃さず、

左翼席中段まで豪快に運んだ。

 球界屈指の飛ばし屋だが、実戦形式で1発を放つのは今年初めてだった。

「まだ正直、シーズン中の感覚には戻っていません。当たってくれて良かった。

1本出て、ホッとしたわけではないですが、

レフト前からの良い流れで打てて良かったです」と喜んだ。

 17、18日には今年初実戦となる紅白戦がある。

「技術的なテーマは、シーズン中もずっと言っていることですが、

まず直球をはじき返すこと。どの投手であれ、そこですね。

その中で、詰まりや変化球への対応がある。練習では出来ないこと」と話した。

 練習後には、

野球選手の“まねスイング”で知られるタレントのホームランなみちと対面。

特訓してきたという、自身のスイングのまねを見せられた。

最初は「それ、僕じゃないです」と指摘。

そこから、スタンス幅や左脇を締めることなどを指導。

だんだんと似てきて、最終的には80点の評価を与えた。

 ホームランなみちは「こんなに細かく指導していただき、感激しました。

ホームランが打てそうな気がしてきました」と笑顔で話していた。

 

 

 高卒2年目の高橋昂也投手(19)が14日、ブルペンで87球の投げ込みを行った。

【写真】広島高橋昂也、フリー打撃で堂林と対戦/今日の一番

 先発した11日の紅白戦で3回無失点の好投。

アピールを続ける左腕は、

今年の対外試合初戦となる18日中日戦(沖縄)での先発も決まった。

 この日、日南キャンプを打ち上げた緒方監督は

投手陣で目立った選手にアドゥワや藤井皓とともに高橋昂の名前を挙げた。

さらに「18日の対外試合が最初なので、昂也を先発させる」と明言。

「相手打者を見ながら自分の投球ができるか。

味方に投げるのとはちょっと違ってくるだろう。

しっかり投げきれるか見ていきたい」と期待した。

 すでに先発を伝えられていた高橋昂は

「結果を出したい。やることは変わらない。

自分の全部を出し切る投球ができれば」と意気込んだ。

 チームはこの日、2次キャンプを行う沖縄へ移動した。

 

(日刊スポーツ)