冬季五輪・平昌2018直前情報

 2014年ソチ冬季五輪のドーピング違反で

国際オリンピック委員会(IOC)から永久資格停止処分を受けながら、

スポーツ仲裁裁判所(CAS)が決定を覆したロシア選手らの問題をめぐり、

IOCは5日、現在も選手やコーチを続ける15人に対して

9日開幕する平昌五輪への参加資格を与えないと発表した。


 平昌五輪のロシア選手は、

ドーピング違反の潔白が証明されたとIOCから認められた者が、

国旗や国歌を使えない「ロシアからの五輪選手(OAR)」として

個人資格で参加できる。

IOCは169人についてはOARとしての参加を認めた。


 CASの裁定を受け、ロシア・オリンピック委員会(ROC)は

選手13人とコーチ2人を平昌五輪に招待するようIOCに求めていた。

しかしIOCは、専門委が精査した結果、

ドーピング違反の疑いが晴れたわけではないと結論付けた。


 CASは1日、IOCが永久資格停止としたロシア選手のうち、

ノルディックスキー距離男子50キロフリーで

金メダルのアレクサンドル・レグコフらについて

「証拠不十分」などとして処分無効の判断を下した。

 

 

 9日に開幕する平昌五輪の大会組織委員会は5日、

民間警備員から集団感染症とみられる症状が出ていたことを明らかにした。

同じ宿舎で過ごした40人余りが下痢や腹痛などを訴え、近くの病院で検査。

江原道保健環境研究院は、ノロウイルス感染が推定されると発表した。

組織委関係者は「宿舎で使用した地下水が原因ではないか」と話している。


 組織委は韓国軍から900人を投入した警備員増員を発表。

患者を隔離して宿舎や輸送バスを消毒し、

選手に感染しない措置を取る方針を明らかにした。

 

 

 平昌五輪の選手村で5日、

各国・地域の選手団を歓迎する入村式が始まった。

初日は平昌の選手村で

ルーマニア、ベルギー、ブラジルが3カ国合同の式典で歓待を受けた。


 平昌選手村村長で

2004年アテネ五輪卓球男子シングルス金メダリストの柳承敏氏のあいさつや

国旗掲揚の後、韓国の民謡に合わせたダンスが披露された。

最後は各選手団が輪になって踊りだして一体感が生まれた。


 最も盛り上がっていたのはブラジル選手団。

声を上げ楽しそうに体を動かす様子は、サンバに乗っているかのよう。

ボブスレー男子のエドソン・マルチンスは

「韓国の文化も知ることができて素晴らしい。

曲はサンバに似てなかったけど、ダンスが好きだからね」と笑顔だった。


 日本選手団の入村式は7日に江陵で予定されている。

 

 

 平昌冬季五輪開幕まであと4日となった5日、

氷上競技の日本選手が韓国・江陵の本番会場で初めての調整を行った。

前日の4日に韓国入りした有力選手らが氷の感触を確かめた。


 スピードスケートは江陵オーバルで初滑り。

女子で金メダル候補に挙がる小平奈緒(相沢病院)と高木美帆(日体大助手)、

男子の加藤条治(博慈会)、長谷川翼(日本電産サンキョー)らが

体を慣らすように練習した。


 フィギュアスケートでは、

女子で四大陸選手権を17歳で制した五輪初出場の坂本花織(シスメックス)が

江陵アイスアリーナで練習。

ペアの須崎海羽、木原龍一組(木下ク)なども滑った。


 アイスホッケー女子の日本代表は関東ホッケーセンターで1時間半の初練習。

23選手全員で紅白戦などで実戦感覚を養った。


 日本選手団の旗手を務め、

ジャンプ男子で8度目の五輪となる45歳の葛西紀明(土屋ホーム)が5日韓国入り。

平昌の選手村では入村式が始まり、9日の開会式に向けて雰囲気が高まってきた。

 

(時事通信)