小川直也がプロ引退 | 吉田秀彦に続き、柔道界に正式復帰


小川はいつも通りのひょうひょうとした語り口で、プロレス・格闘技からの引退を表明した。
「リングを離れることを正式に決断しました。猪木さんに導かれ、この世界に入り、ファンに支えられてここまでこれた。ファンのみなさんには本当に感謝している」
さらに、21年間のプロ生活を振り返り「本当に楽しかったよ。プロレスもオレが始めた当時とはだいぶ形が変わってきたし、自分の中では、やり切れなかった思いもある。でも、どこかで区切りをつけなきゃいけないし、その時、その時、精一杯やってきたので未練はないよ。今後は違った形で恩返しできればと」と話した。 
引退を決めた理由については「子供の成長が一番。雄勢の置かれている立場を考えて。環境を整えるには、オレが(指導に)携わるべきかなと。今までは学生だったから柔道部の先生方にお願いしていたけれど、来年からは社会人。教育ではなくなるので」と説明した。
長男の雄勢は世界選手権代表に選ばれるなど柔道で急成長。2020年東京五輪出場が「夢」ではなく、現実的なものになってきた。小川としては自身が果たせなかった五輪金メダルへ息子を鍛え上げたいところだが、全日本柔道連盟の規定ではプロ格闘技に携わる指導者、選手の参入は認められていない。正式な形で雄勢を指導するためにはプロレス・格闘技からの引退を決断し、表明しなければならなかった。


小川直也
小川直也は現在50歳。MMAは2005年大晦日の『PRIDE 男祭り 2005 頂-ITADAKI-』で吉田秀彦に敗れて以来試合をしておらず、プロレスの方も2016年2月のIGF TDCホール大会の青木真也戦以降試合をしていませんでした。
柔道界復帰目指す小川直也に講道館・上村館長がエール’
規定の第16条には全柔連が登録を拒否できる条件として、次のように明記されている。
「柔道以外の格闘技系競技(プロレス、プライド、K―1等)において、プロ選手またはプロコーチとして登録され、または契約している者および登録または契約が終了してから、競技者として活動しようとする者にあっては3年間、それ以外にあっては1年間をそれぞれ経過していない者であるとき」(原文ママ)
つまりプロ契約が終了後、選手として登録する場合は3年、指導者として登録する場合は1年が経過していることが必要となる。「プロ契約の終了」とは最後に行われた試合を意味するのではなく、所属団体との契約が切れた時点をさす。
全日本柔道連盟の登録規定に「プライド」の文字があることが時代を感じさせます。このプロアマ規定も吉田秀彦を柔道界に戻すために変更されたと言われていました。小川も問題なく復帰できると思われます。


■小川直也に講道館・上村館長がエール
バルセロナ五輪柔道男子95キロ超級銀メダリストで「暴走王」こと小川直也(50)が10日、プロレス・格闘技から引退することを明らかにした。プロレス・格闘技からの柔道界復帰には、全日本柔道連盟の登録規定を満たすことが条件となる。即座に復帰することはできず、プロ活動の終了から一定期間を置くことが義務づけられている。
規定の第16条には全柔連が登録を拒否できる条件として、次のように明記されている。
「柔道以外の格闘技系競技(プロレス、プライド、K―1等)において、プロ選手またはプロコーチとして登録され、または契約している者および登録または契約が終了してから、競技者として活動しようとする者にあっては3年間、それ以外にあっては1年間をそれぞれ経過していない者であるとき」(原文ママ)
つまりプロ契約が終了後、選手として登録する場合は3年、指導者として登録する場合は1年が経過していることが必要となる。「プロ契約の終了」とは最後に行われた試合を意味するのではなく、所属団体との契約が切れた時点をさす。
同じく格闘家から柔道界に復帰した吉田秀彦氏(48=現パーク24総監督)はプロ格闘技を引退してから1年後に指導者、3年後には選手として畳に帰ってきた。小川も指導者のみならず柔道選手として試合に出場する道が開ける。
明大柔道部の大先輩で講道館の上村春樹館長(67)は「息子(雄勢)も頑張っている。世界選手権も連覇したり、全日本(選手権)なんて山下(泰裕・全柔連会長)の次ぐらいに連覇している。それだけの人ですから柔道界のためにぜひ頑張ってほしい」と小川にエールを送った。