新日本プロレスの柴田勝頼が「硬膜下血腫」で緊急手術


新日本プロレスの柴田勝頼(37)が前日(9日)の両国国技館大会後に硬膜下血腫が見つかり、緊急手術を受けていたことが10日に発表された。

柴田は同大会でIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカに挑戦。強烈なヘッドバットを繰り出すなど、38分を超える壮絶な打撃戦の末に敗戦を喫した。激闘のダメージが色濃く、退場途中で倒れた柴田は、控室に戻ることもできずに救急車で病院に搬送されていた。
早急で適切な処置もあり、幸いにも命に別状はなかったものの、搬送先の病院で硬膜下血腫と診断され10日未明に緊急手術。関係者によれば、5時間以上に及んだ手術は無事に成功し現在は安静状態。試合直後に見られた体の麻痺も回復傾向にあるという。
柴田は4月22日の後楽園ホール大会で開幕する次期シリーズ全休が決定し、復帰次期は未定。復帰に関しては今後の経過を見て検討されるとみられるが、慎重な判断が必要とされそうだ。

◆新日本・オカダ、柴田の硬膜下血腫に声詰まらせる
新日本プロレスは10日、都内の事務所で、9日の両国国技館大会で柴田勝頼(37)の挑戦を退けて4度目の防衛に成功したIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)の一夜明け会見を開いた。オカダは、試合後に硬膜下血腫で手術を受けた柴田に復活を願うメッセージを送り、試合後に自身を襲撃して次期挑戦者となったバッドラック・ファレ(35)には「ムカついています」と不快感を示した。

オカダは疲れを感じさせない元気な表情で登場。柴田との38分を超える激闘を「柴田さんには、しっかり根性を見せてもらいました。お客さんの声が聞こえなくなるような、自分も集中して入り込む試合ができました」と振り返った。
だが、柴田が試合後に硬膜下血腫と診断されて手術を受けたことについて質問を受けると、こみ上げるものをこらえるように、しばらく沈黙。声を詰まらせ気味に「それだけ激しい試合だったと思いますし、柴田さんはバカ真面目でした。ただ、またやりましょうという約束をしますので、しっかり守って下さいよ。というのは伝えたいですね」と、復活を願うメッセージを送った。
そして、次期挑戦者に決まったファレについては、「ファレもいろいろたまっているとは思うので。(プリンス・)デヴィットの陰に隠れたり、AJ(スタイルズ)の陰に隠れたり、今はケニー(・オメガ)がいますし。ボクを倒したり、棚橋さんを倒したり、いろんな相手を倒してますから、本当にいいチャレンジャーだと思います」と実力を評価。だが、前日の試合後に自身を襲撃したことには、「防衛戦が終わって、あの雰囲気を壊されたことは許せないですね。ムカついています」と不快感をあらわにした。
ファレには昨年のG1クライマックスで敗れている。苦手意識を聞かれると「あれだけデカい人間ですから、みんな苦手意識があると思います」と否定せず。それでも、「やっぱり、戦うならヤバいファレと戦いたい。最近の外国人選手はみんな強いですけどキレイすぎるというか、うますぎるというか…。そんな中でファレは昔ながらの外国人。でも、まだまだ持っているものはあると思うし、そういうのを出して大暴れしてもらわないとボクに勝てないと思うので、勝つ気で来てもらいたい。そのファレを倒すと、また、オレ強えなと思うので」と、勝利に自信を示した。

◆オカダに敗れた柴田 退場途中に倒れ救急搬送
新日本プロレス9日の東京・両国国技館大会でIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(29)が「NEW JAPAN CUP」覇者・柴田勝頼(37)の挑戦を退けて4度目の防衛に成功した。
敗れた柴田は退場する途中に倒れ、控室に戻ることもできずに救急車で病院に搬送された。関係者によれば倒れた直後は言葉を発していたというが、徐々に意識がもうろうとなり、右半身にもまひのような状態が見られたという。状況的に脳へのダメージも疑われるだけに、激闘の代償が懸念される。