村田諒太 | 3位のブラントとV2戦


米スポーツ専門局ESPNが12日(日本時間13日)、WBA(世界ボクシング協会)が世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)、同級3位ロバート・ブラント(27=米国)の両陣営に対して対戦指令を出したと報じた。7月15日(同16日)までに対戦合意に達しない場合は入札となるが、ファイトマネーの分配は50%ずつになるとしている。

 村田は4月15日の初防衛戦でエマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)に8回TKO勝ちし、2度目の防衛戦を秋に米ラスベガスで行う見通しとなっている。

 23勝(16KO)1敗のブラントは昨年10月、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)のスーパーミドル級トーナメントに参戦したが、初戦でユルゲン・ブレーマー(ドイツ)に判定負けした。その後はミドル級に戻り、今年3月のコルビー・カーターとの再起戦で1回KO勝ちしていた。

■ボクシングの入札制度とは
いい例があるので説明します。
1994年12月4日に行われた辰吉丈一郎vs薬師寺保栄のWBC世界バンタム級王座統一戦、この試合は辰吉陣営と薬師寺陣営の間の交渉が不調に終わり入札になりました。
そしてWBC本部で行われた入札に参加したのは三名、辰吉陣営、薬師寺陣営、そしてドン・キングでした。このように第三者が入札に参加することが可能です。
この際三者の入札額は以下のようになりました。

辰吉陣営:238万ドル
ドン・キング:320万ドル
薬師寺陣営:342万ドル

結果最高額を入札した薬師寺陣営が落札したことになりました。
さて、この際入札したお金はどうなるかというと、両陣営に渡されます。通常のタイトルマッチならば一定割合で分配されますが、この時のように王者vs暫定王者の場合折半になります。
つまり辰吉陣営に171万ドルが支払われ、薬師寺陣営は342万ドル払ったものの171万ドルは戻ってくることになります。そして試合の入場収入や放映権料は全て薬師寺陣営側の物になります。もちろん試合をどこで行うかも薬師寺陣営が設定しました。
もしもこの時ドン・キングが落札していたら、320万ドルを160万ドルずつ両陣営がファイトマネーとしてもらい、ドン・キングがどこでやるか、放映権料をいくらにするかなどを決めていたということになります。