相撲協会の「報復人事」 | 貴乃花親方が傷害事件などの全真相を激白


テレビ朝日系で2月7日(水)夜7時から「独占緊急特報!!貴乃花親方105日沈黙破りすべてを語る」を放送することが決定した。
世論は“貴乃花親方の味方”が多い? 緊急特番決定に期待と不安の声
同番組は貴乃花親方が覚悟を持って立候補した日本相撲協会の理事候補選挙(理事選)で敗れてしまった全胸中を激白する他、大きな話題となっていた貴ノ岩関傷害事件と、ケガの真相が明らかになりそうだ。
また、無言の裏で日本相撲協会へ数十通にも及ぶ提出文書によって猛抗議をしていた全貌や、貴乃花親方が“相撲道を貫く信念”を語る。
なお、同時間帯に予定されていた夜7時からの「あいつ今何してる?」、夜8時からの「くりぃむクイズ ミラクル9」は放送時期を調整する。

 貴乃花親方と八角理事長(元横綱・北勝海)による骨肉闘争は2月2日の理事選で一応の決着を見たが、執行部が真っ先に「造反者」の炙りだしに動くのは間違いない。そうした“裏切り者探し”の先にあるのが、壮絶な「報復人事」である。

「理事長ポストに就くと人事権を握れる。これまでも貴乃花一門で中心的な役割を果たす阿武松親方(元関脇・益荒雄)や立浪親方(元小結・旭豊)は本場所で入場券のモギリの仕事などに回されていた。今回でいえば、昨年末に時津風一門から離脱して貴乃花支援に回った錣山親方(元関脇・寺尾)、湊親方(元前頭・湊富士)、立田川親方(元小結・豊真将)が冷遇されるのは間違いない。湊親方は、今は本場所での“花形”とされる審判部所属ですが、3人揃って八百長を監視する監察委員や、指導普及部か社会貢献部で警備担当や用具係に左遷だろう」(前出の担当記者)

 貴乃花サイドで理事に当選した親方たちも、同様に冷遇されると考えられる。理事の「職務分掌」も理事長側が差配することになる。

「同じ理事でも協会ナンバー2の『事業部長』であれば、年3回の東京開催場所の運営を取り仕切る大きな権限を持つ。それに対して『相撲教習所担当』は閑職です。(2010年理事選における)“貴の乱”で初めて理事となった貴乃花親方もあてがわれた役職で現体制では、貴乃花グループの山響親方(元前頭・巌雄)が担当しています。今回も貴乃花側の理事が担当することになるだろう」(前出のベテラン記者)

 加えて「大阪場所担当」も貴乃花サイドの理事に回ってくるのが濃厚だという。「本来、地方場所担当はチケット販売や当地での業者選定など、金銭的なうまみがあるとされるが、大阪担当には違う意味がある。『3月開催』なので年末から多忙を極め、頻繁に大阪入りをしなければならない。そうなると2年に一度、初場所後にある理事選のタイミングで、票の取りまとめに動くのが難しくなる。執行部側は、今回の理事選が全面衝突になったことから、『2年後の理事選に向けた貴乃花グループ潰し』の布石を今のうちから打ってくることになる。それほどまでに対立は決定的だ」(同前)

 そうした人事が完成すれば、貴乃花グループが旧態依然とした一門支配体制に抗う術はなくなる。にもかかわらず、「八角理事長はまだ何かを恐れているようだ」と語るのは、ある後援会関係者だ。

「理事選1週間前、春日野部屋における過去の暴行事件の存在が“スクープ”された。春日野親方(元関脇・栃乃和歌)が、八角理事長体制を支える最大派閥・出羽海一門の理事候補に決まる直前のタイミングで、4年も前の事件が明るみに出たわけです。貴乃花サイドに、協会内の過去の醜聞情報を握っている人間がいる疑いが強い。まだ何か、理事長の責任問題に発展し、首を取るような“隠し球”を持っていないか、執行部側は警戒を解いていない」

 例年、2月は巡業もなく日程に余裕があるため、海外旅行を組む部屋も少なくないが、「今年はどちらの陣営も、何か不祥事めいたことを起こせば、すぐに暴露され、対立陣営から追及される。親方衆は息を潜めて過ごす2か月間になるはず」(前出の協会関係者)だ。

 理事選は暗闇の終わりではなく、新たな抗争の始まりの合図……角界に蠢く謀略と怨念は、さらに激しさを増している。