高山勝成が五輪挑戦表明もアマ側完全否定


WBO世界ミニマム級王者の高山勝成(33=仲里)が3日、プロを引退し、20年東京五輪出場を目指すことを明らかにした。愛知県尾張旭市で行われた名古屋産大の入学式に出席後に会見。日本で初めてWBC、WBA、IBFを含む主要4団体の世界王座を手にした男は「プロとしてはやりきった。五輪を集大成の目標としてこれからキャリアを積んでいきたい」と表明した。この日付で日本ボクシングコミッション(JBC)にプロ引退を申し入れ、受諾された。

 世界王者がプロを引退し、五輪出場を目指すのは異例だ。3月29日にはアマチュア団体の日本ボクシング連盟(JABF)山根明会長を訪ねて決意を伝えたが、アマを統括するJABFは現在プロ経験者の試合出場を認めておらず、可能性を完全否定され「いきなり会見をするのは失礼なので、会長に話を聞いていただきました。困っておられましたが、どうしても挑戦したいので」と会見に踏み切った理由を明かした。

 09年にはJBCに引退届を提出して海外に拠点を移し、13年3月にメキシコで、当時JBCが非加盟だったIBF王座を獲得した。「今回の挑戦はそれと同じぐらいの覚悟です」。今後はカットしやすい左上まぶたを手術、根治に着手する一方で、JABFに希望を訴えていく。