RIZIN 2017 in YOKOHAMA – SAKURA – 全選手会見&インタビュー


総合格闘技のRIZINは14日、都内のホテルで16日のRIZIN横浜アリーナ大会に出場する全選手の会見を行った。

女子のエースとしてRIZINの初開催から全戦に出場するRENAは「今回が4回目で少し慣れてきて、今回は怖いRENAを見せたいと思っています」と意気込みを話した。10月からは初の女子によるトーナメントが開催される。優勝候補として「10月のトーナメントに向け、怖いRENAを見せておけば、10月に(相手が)、そんなに簡単に入って来ない」と余裕の笑みを見せていた。

UFCからRIZINに移籍し第1戦を迎える堀口恭司は、元谷友貴戦を前に「寝技が強い選手と聞いているが、しっかりKOで勝ちますよ」と話した。UFCでは米国のジムで練習を積んでいたが、RIZIN移籍後も本拠地は米国に置いている。今回は、大会の2週間ほど前に帰国し、地元群馬の空手道場で試合に備えた。「米国でRIZIN用の練習もしてきた。自分は打撃が得意なので、そこをしっかり見てほしい」と、日本のファンにアピールした。

昨年暮れのRIZINさいたまスーパーアリーナ大会で衝撃の2連勝デビューを飾った那須川天心(18)は、フランチェスコ・ギリオッティを相手に総合格闘技3戦目に挑む意気込みを「最初からKOねらって戦う。倒せるところがあったら、ねらっていく」と自信たっぷりに話した。大会を前に髪を青色に染めた。大好きな人気アニメ、ドラゴンボール超(スーパー)の主人公の髪の色をまねたそうで「最近は注目されるんで、ハデにやろうと思った」と話していた。
キックボクシング界の神童・那須川天心(18)が、16日のRIZIN横浜アリーナ大会で、総合格闘技(MMA)3戦目を迎える。16歳の史上最年少でキックの日本王者となり、昨年暮れのMMAデビュー戦は、衝撃のKO2連勝。キックとMMAの二足のわらじを履く格闘技の申し子は、将来ボクシング界への進出も視野に経験を重ねていく。
「ボクの夢は、20歳までにキック界をまとめること。それができたら、ボクシングの方も声がかかっているし、いろいろ選べる状況で楽しみです」。まだ18歳の高校生は、将来の自分の可能性に夢をふくらませる。キックで日本王者になるなど18戦全勝、MMAは2戦2勝。14年に練習で通ったプロボクシングの名門帝拳ジムでは、その素質を見込まれプロ転向を進められた。父の弘幸さん(47)も「うちに預ければ世界チャンピオンにしてみせますと言われました」と明かす。
最近では、アマチュアボクシングで20年東京五輪挑戦が話題に上るほど。「そこまでは考えてなかったですけど、五輪はあこがれますね」と那須川。あらゆる可能性を秘めながら、まずはRIZINで目の前の敵、ギリオッティーを倒して無敗記録を積み上げていく。

RIZIN2戦目で初勝利を目指す浅倉カンナは「前回、負けてしまったので、今回は本当に負けられない。勝ちにこだわっていきたい」と決意を話した。女子の台頭が著しいRIZINにあって、今回は第2試合と女子のトップバッターとして登場する。「自分の試合から女子が盛り上がっていくような試合をしたい。今回勝って、(10月から初開催の)女子のトーナメントに出れたらいいな」と目標を口にした。

ヒース・ヒーリングと対戦する石井慧は「今までで一番のコンディション。ミルコ・クロコップがヘッドコーチになってくれて、ずっと付きっきりで練習してきた」と、ミルコに弟子入りし、来日まで2カ月間、クロアチアで練習してきたことを明かした。
石井にとってミルコは、14年8月と12月に2度続けて完敗した相手。「当時は自分が8連勝で、絶好調で臨んだ試合で負けた。ミルコは昨年、RIZINでもチャンピオンになったし、どんな練習をしているのか興味があったので、ボクからお願いしてジムで練習させてもらいました」と話した。石井は、RIZINの旗揚げ戦となった15年12月29日の試合で、プロハースカにKO負け。以来、米国で、ランページ・ジャクソン、キング・モーに敗れ総合格闘技3連敗中。昨年9月末には、右ヒジの遊離軟骨除去手術も行った。「去年は、いろいろかみ合わない部分があったが、今年は精神的な面を充実して自信もある。ミルコのジムでボクの長所を伸ばす練習をやってきた」という。16日は、PRIDE時代から好きだったというヒース・ヒーリングが相手。「この試合に勝って、今年はリベンジの年にしたい」と強い決意を語った。

ドイツから参戦し、KINGレイナと対戦するジャジー・ガーベルト(34)は「今回は女性のファイターが多いので、ドイツを代表していいレスリングの試合を見せたい。ヘビー級の選手でもいい戦いが見せられるということを証明したい」と抱負を語った。
ガーベルトは昨年暮れのRIZINさいたまスーパーアリーナ大会での、ギャビ・ガルシア-堀田祐美子戦後にリングに乱入。ガルシアに対戦をアピールした。「ギャビとは是非、RIZINの舞台で戦いたい」と意欲を見せた。昨年10月にはドイツで総合格闘技デビューを果たし勝利した。親交のあるプロレスラーの蝶野正洋夫妻のアドバイスも受け、日本での総合初勝利を目指す。

メインイベントで、アンソニー・バーチャック(アメリカ)と対戦する第8代修斗世界ウェルター級王者・川尻達也(T-BLOOD)は「ここんとこ苦労していましたが、やっと50戦を超えて減量の仕方をつかんで来ましたね。遅いよって(笑)。近年で一番良いかなって思いますね」と、ベストコンディションであることを告げた。
修斗、PRIDE、DREAM、そしてUFCと最高峰のリングを渡り歩いて来た川尻だが、38歳となり年齢を意識することが多くなってきたという。
自分との勝負と言ったら当たり前ですが、さすがにこの歳になるとコンディションや練習の仕方で、今までと勝手が違うことも増えましたね。練習でも前のように毎日が絶好調とはいかなくなってきました。前回の敗戦(昨年大みそかにクロン・グレイシーに一本負け)の後は、誰と戦っても勝てるイメージが湧かない時もありました。どれだけ38歳のリアルな自分と真摯に向き合って戦えるかがテーマですね。38歳のリアルを突きつけられた今、自分を信じてリング上がれるかがテーマというか。そういう気持ちでないと、また下手こくかなって思います」
しかし、年齢を重ねて逆に良かったことも。
「細かいところが増えて来て、マメになりましたね。恋愛もこのくらいマメだともっとモテたのかなって(笑)。マメさを意識しています。早寝早起きでおじさんっぽくです。今まで朝ロードワークしようと心に決めても、本当に1回も起きられなかったんです。でも年を取ってから朝起きられるようになりました。回復力は遅くなりましたが、生活サイクルは早くなっています。これがおじさんなんだなって(笑)」
今回、メインに抜擢されたことについては「素直に嬉しいですね。でも僕はひねくれているので、ちょっと違った見方もあったりする。テレビ放送に確実にRENAちゃんと天心君は入れたいと思うので、川尻の試合なら21時過ぎてもいいかなみたいなこともあったんじゃないのかなと思いつつです」と笑う。
前回クロンに敗れたことはかなりショックが大きく、「自己否定というか、もう必要としてくれないだろうなって。全てを捧げて燃え尽きたいというところもあったのに、RIZINやファンを落胆させたと思ってしまいました」と振り返る。だからこそ今回は「勝ちたいです。とにかく、何が何でも勝ちたいです」と勝利への執念を燃やす。
「悔しさは試合でぶつけて、最後はみんなで笑って帰宅出来ればと。日本に帰って来てやりがいを感じています、立場も分かっています。ただ、気負いすぎず、ですね。カッコつけようにも、大みそかがあれで、カッコのつけようがないですし。ただ、理想としては川ちゃん固めで一本取りたいですね」と、得意技の「川ちゃん固め=肩固めのこと」で仕留めたいとした。
また、春から小学校に通い始めた愛娘について、「お前のおやじ弱いじゃんって学校で言われたら嫌だし、娘の記憶の中で強いお父さん、カッコいいお父さんを植え付けたい。数年後、くさいとか言われても、心の奥底に引っ掛かりを作りたいですね(笑)。記憶の片隅に、覚えられてたら泣いちゃいますよ」と親バカぶりを発揮していた。

第3試合で空手出身のペスターレ・キシャー(スイス)と対戦する“美人ママファイター”石岡沙織(禅道会)は、いきなりのアクシデントに見舞われたことを告白。「部屋の体重計が壊れちゃったのか軽く出ちゃってて、今は体重計が欲しいです。体重を計らないと…」と、明日に計量を控えながら現在の体重が分からないと苦笑した。
「ドキドキ半分、ワクワク半分です。普段からあまり緊張しないので。いつも通り自分のスタイルでいきたいです。自分のスタイルに持っていけた時が強いので、それが出来るように」との現在の心境。
 女子空手家対決という見方もされているが、「自分は空手半分、柔道半分ってところですが、これはMMA(総合格闘技)の試合なので。打撃を当てて、組んで、投げて、極める、ですね」と、あくまでもMMAをやるという。
今回の試合ヘ向けて「旦那と協力して、いろいろと分担しながら準備してきました」と言い、「地元(広島)からも応援バスが2台出るみたいです。『先生、また試合するんだ』って感じでしたが(地上波放映のことを知ると)『すぐにテレビ出るの!』みたいな反応で。実は凄い選手なんだって分かりますかね(笑)」と、応援団が駆け付けると話した。
今回の試合は「大チャンスだと思っています。目標は今回勝つことと、グランプリに出ること。欲を言えば大みそかも」と、RIZINへの連続参戦を狙う。
また、髪の毛を桜色に染めていることを指摘されると、「もちろんです(見せながら)。やっぱり地上波っていうところもありますね。広島出身なのですが、親に試合を今まで見てもらえなかったというのもあって、活躍を見せて恩返し的な気持ちもあります。そういったところで、今まで(の試合)とは違う部分も気にしますね」と、意気込みを語った。

メインイベント(第11試合)で、第8代修斗世界ウェルター級王者・川尻達也(T-BLOOD)との元UFC対決に臨むアンソニー・バーチャック(アメリカ)は、スーツ姿でビシッとキメて登場。「これも仕事だからね。日本のビジネスマンはみんな格好良いスーツ着ているから、俺も着て来たのさ」と笑顔を見せる。
バーチャックは2009年7月にプロデビューし、2013年までに11勝1敗という好成績をあげて2014年にUFC参戦。初戦では敗北を喫したが、次戦では元ベラトール・フェザー級王者ジョー・ソトをパンチでマットに沈めた。2016年7月のUFC4戦目で勝利を収めた後、UFCから離脱して今回のRIZIN初出場に至ることとなった。
スーツを褒められ後満悦のバーチャック
「団体ごとに特色はあるけれど、RIZINは選手に手厚くしてくれるし、ホスピタリティーがあるよね」と印象を口にするバーチャック。「今回はメインカードでの出場だとは思っていたけれど、いきなりメインイベントで戦えることになって光栄だし、本当に嬉しく思うよ」と喜びもひとしおのようだ。
現在のコンディションは「体重調整も苦労しないで済んだので万全だね。自分の動きも機敏だし頭も冴えている」と絶好調をアピール。
対戦相手の川尻については「テイクダウンもパワフルだし、グラウンドも強いので手強い相手ではあるよ」と分析。しかし、「彼は俺のダイナミックな動きや打撃に苦戦することになると思う。俺が打撃をヒットさせれば、川尻はテイクダウンを狙って来るだろうけれど、それもさせない」と言い放つ。
さらに「自分の戦績は13勝3敗だが、4つのKO勝ちと6つの一本勝ちで、判定勝ちは3試合。フィニッシュ率は高いと思うよ。俺はここにフィニッシュするために来たんだ。どちらかが倒れているだろうね」と、試合は完全決着になると予告した。
また、UFCとRIZINのルールや闘技場(UFCは試合にケージ=金網状のリングを用いるのに対し、RIZINは四角形のリングを用いる)などの違いについても、全く問題ないと自信満々のバーチャック。
「俺は過去にリングの大会でもベルトを獲っているくらいだから問題無いよ。そして、俺はサッカーが盛んなメキシカンコミュニティーで育ったから、サッカーボールキックやグラウンドでのヒザ蹴りだってお手の物さ(笑)」と自信をみなぎらせている。

総合格闘技団体RIZINは13日、タレント野沢直子の長女、真珠・オークライヤー(23)が、同団体に電撃参戦すると発表した。出場大会は未定だが、今月16日に横浜アリーナで開催される「RIZIN 2017 in YOKOHAMA-SAKURA-」のリング上でファンにあいさつをするという。
米国出身で、6歳から空手を習っていたオークライヤーは、16年に総合格闘家を目指すことを決意。今年2月のアマチュアのデビュー戦では当時5戦全勝の強敵に3ー0の判定で勝利した。3月の2戦目は禁止されていた頭部への蹴りで反則負けと、戦績は1勝1敗。現在はバーテンダーとして生計を立てながらRIZINでのプロデビューに向けて特訓中という。
オークライヤーは同団体を通じ「こんな私を信じてくれて、機会を与えてくれたRIZINには感謝をしきれません。日本の総合格闘技が、より成長する過程の一部として関われる事が本当にうれしく、そして今年、大勢の日本のファンの前でエキサイティングな試合を見せられる日を待ち遠しく思います。RIZINでは大きな事を達成して、ファンの皆さんと一緒に私の格闘技の道のりを歩んでいけたらと思っています。頑張ります」とコメントを発表した。