中国が北朝鮮に核実験なら制裁


ティラーソン米国務長官は27日放送のFOXニュースのインタビューで、中国が北朝鮮に対し「再び核実験を行えば独自制裁を科す」と警告したことを明らかにした。

 中国側が米国に伝えたという。長官は「中国はわれわれと連携しようとしているようだ」とも述べ、中国の取り組みに一定の評価を示した。

 中国はこれまで、国連安全保障理事会の決議に基づかない独自制裁には反対してきた。

 トランプ政権は経済制裁と外交手段を中心に北朝鮮の核開発放棄を目指す方針で、中国の役割を重視している。長官は28日に行われる安保理の閣僚級会合や米中外相会談で、さらに圧力を強めるよう中国に求めるとみられる。

 4月は故金日成主席の生誕105年など北朝鮮の記念日が相次いだ。このため米国は、北朝鮮が6回目の核実験に踏み切る恐れもあると警戒し、原子力空母カール・ビンソンの朝鮮半島近海への派遣などで軍事的圧力を強めてきた。しかし北朝鮮は核実験を行っておらず、米国の圧力に加え、中国による制裁の警告が影響している可能性もある。

 トランプ大統領は6、7両日にフロリダ州で行った中国の習近平国家主席との会談後、北朝鮮問題に関して中国に対する厳しい見方を変え、「絶対的に信頼している」とまで述べていた。中国側も、北朝鮮の石炭船を送り返すなど具体的措置を取ることで米側の要求に応え始めたとみられている。