砲弾全般

#CONTENTS ---- **水面に斜めに弾が入ったのに水柱が垂直に上がるのはなぜなんでしょうか? まったくの推定ですが、 弾が水中に入ると、接した水が爆発的に膨張し空洞が形成されます。 この空洞が潰れる時に、圧力の低い方(上)へ水が運動し上方へ水柱が形成されるのではないでしょうか。 (空洞自体にも大きな浮力が働きます、爆雷による爆発で形成された空洞は形成=>水圧による消滅=>そのエネルギーによる再形成を繰り返しながら水面に向かい、水柱を形成します) #right(){(9:G_Tomo)} 私もこの問題は考えていたんですが、G_Tomoさんに加えて憶測を一つ。 射入時に発生する水中の衝撃波は、ただちに減衰して圧力波に転じ、 等方的に、球面波として(ここが憶測)拡がるため、水柱は方向性なく、 上方に上がる・・・ホンマかいな。 #right(){(9:system)} **空中で炸裂する爆弾や砲弾は、どのような構造なのですか? 初期の頃は風圧でプロペラを回してある一定回転数が来たら信管作動というパターン。 あとは、電波高度計を使って、地上から何メートルという所まで来たら信管作動と言うパターン。 昔の高射砲弾は時限信管と言って、何秒後に起爆する時限爆弾みたいなもの。 あと、第二次大戦で実用化されたのは小型のレーダーを仕込んで、通過時に電波波形が変わると、信管が作動するもの。 最近のミサイルとかは地上からの指令とか、マイコンで判断してとか言うのもあるけど。 #right(){(12:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **誘導砲弾ってどういう仕組みで誘導するんですか? カッパー・ヘッド誘導砲弾は発射後にフィンが開き、 そのフィンを調節することによって目標に誘導される。 目標へは、レーザー誘導方式で誘導される。 #right(){(22:のりしお)} **誘導砲弾なら基本的に迎撃不能ですか? 艦砲は初速で毎秒1,000メートル出てなかったと思いますので、終速も 超音速対艦ミサイルに比べて速いというほどのものではありません。 迎撃できないということもないはずですが、マトとしては小さいので 困難なことは間違いないでしょう。 もっとも、組み込む誘導装置や砲弾の威力もまた制限されるので、単体 での性能と言うよりは「海軍の兵器システム」のひとつとしての誘導砲 弾の使い所を見つけられるかどうか重要なのでは? #right(){(22:ふみ)} **第二次大戦中にVT信管が使われてたのは五インチ広角砲弾だけなんでしょうか? 他には155mm榴弾砲(対地用)、 英軍の3.7インチと米軍の90mmなどにも配備されてます。 あと105榴も使ってますね。 #right(){(24:バッチ3)} **榴弾と炸裂弾の違いを教えてください。 全く同じ物です。ちなみに細かい鉄球などを入れておくと 榴散弾と呼ばれます。バイオハザードの 硫酸弾はなにか勘違いしていると思われ。 #right(){(54:670)} **弾丸の性能が同一なら旧式の大砲で発射した場合もレールガンで発射した場合も破壊力は変わりないのでしょうか? 化学エネルギー弾に限れば、そのとおり。 だが、多くの場合砲と砲弾はセット関係にあり、 旧式の大砲とレールガン(実用化してないけど)は 弾に互換性は無いと考えるべき。 #right(){(59:705)} **41式山砲のような昔の榴弾で触発信管を現場で加工して早遅延信管にすることは可能ですか? 無理です。> 触発信管を遅延信管に 通常、その時期の触発信管は慣性やバネを利用した機械仕掛けで雷管をぶったた その雷管の向こうに炸薬があります。 あるいはブースター火薬が中間にあれば、そこによけいな火薬をはさんで遅延させるという手もあり得ます。 しかし、理屈はともかく、信管というのは大変デリケートなものですから、 下手にさわれば不発になるか、その場で爆発するかのどちらかでしょう。 まあ、信管の構造を熟知し、組み立てなどにも熟練した人間がおり、 十分な材料があって、最初の信管の構造が実はばっちりうってつけ、 ということであれば可能、という点で、ゴルゴ漫画よりは可能かも。 #right(){(71:system)} **攻撃ヘリが搭載するロケット弾ですが、その有効射程は5~10kmという記事を見たことがあります。 >それ位の距離を飛んでいくってのは理解できるんですが、はたして標的に対して命中するものなのでしょうか 簡単に言えば「たくさん撃つから、どれか当たればいい」と言うことです。 コブラ等に搭載の70mmロケット弾は無誘導で19連装のポッドに搭載されており、 複数のロケット弾を短時間に発射します。 無誘導のロケット弾は元々命中率が低く(発射後の重量変化や気流の影響など) ロケットランチャーって物は一度に大量に発射する事で敵を圧倒する面制圧兵器ですから。 #right(){(82:名無し軍曹)} **成形炸薬弾って命中して信管が作動したあとは弾体内部の圧力と温度が上がり、そのエネルギーを前方の一点に集中するものですよね。 >なぜ、作用・反作用の法則で後ろ向きに弾体は飛んでいかないのですか? 「炸薬のエネルギーを集中して」なんて解説されているけど、 実際には爆発のエネルギーのかなりが前方に指向されるってだけで、 残りのエネルギーは四方に向かって弾殻を飛び散らせるのだ。 だから弾体に掛かる反動うんぬん自体がナンセンスな質問。 #right(){(83:405)} >装甲を撃ち抜くほどの勢いで金属ライナーを打ち出す場合、弾体にかかる反動はどう処理しているのですか? 弾体にたいする金属ライナーの質量比が小さいので問題ない。 ライナーの速度は8000~9000m/s。HEAT弾じたいの速度はそれよりも一桁遅い。 #right(){(83:407)} ライナーは高速金属流となって前方に突進し、残りは後方を含めて周りに 飛散する、というのが正確なところです。爆薬中の爆発伝達を上手に コントロールして、前方に非常に密度の高い爆発力が生ずるように作って あります。爆薬レンズと呼びます。 #right(){(83:system)} **WW2の米軍のバズーカには榴弾などのHEAT弾以外の弾種もあったんですか? 発煙弾・焼夷弾なども用意されています。 #right(){(87:落穂拾い ◆KrF7RCtz9Q)} **弾に螺旋状の窪みを入れて、砲内のライフルに噛ませて発射した場合、抵抗が減り、命数が上がる(増える?)と言う事になるのでしょうか。 ならない。 弾の外皮を硬くしないと溝が潰れる。 弾の外皮が硬いと当然ライフリングの摩滅が早くなる。 そもそも弾丸をライフリングに完璧に噛み合わせたら、抵抗が増大して初速も稼げない。 #right(){(90:372)} **HEAT弾を運用する際、ライフル砲よりも滑腔砲の方が有効だという話を聞いたんですが、その理由を教えてください。 ライフル砲より発射された砲弾は当然のことながら回転(旋動)します。 この結果、メタルジェットの収束が砲弾自身の回転による遠心力で阻害 されてしまい、その威力を減じてしまいます。 #とくに円錐形ライナーの場合は顕著なのだとか。 滑腔砲では砲弾の回転(旋動)がありませんので、メタルジェットの収束を 阻害する要因がなく、本来の威力を発揮するのに適している訳です。 #right(){(92:ちゃぎ ◆fSfdiYoeFc)} **迫撃砲に砲口から砲弾を装填しますが、もしそれが不発弾で発射しなかったらどうやって砲弾を砲身から取り出すのでしょうか? 砲を底板から外して、砲尾を持ち上げて砲口から弾丸を 待ち受けている他の兵士の両手にすべり出させます。 そして、取り出した弾から注意深く信管を外します。 作業中に手が滑り砲弾が逆戻りしたら砲兵を吹き飛ばす非常に危険な作業です。 現用迫撃砲のご先祖ストークス迫撃砲の開発時でもこれは問題になり、 砲尾に取り外し可能な部品をつけてそれに発射用撃針を固定する対策がとられましたが、 100%安全ではありません。 #right(){(93:792)} **空砲が火薬だけで炸裂させるのは分かるんですが、弾の構造はどうなってるんですか? 何タイプかあるが、基本的には空包には弾頭は無い。 単に普通の弾から弾頭部を外した、薬莢だけの形になっている。 映画とかの創作だとこの部分がすっぽり抜けてることが多いが、空包だと弾がない分装薬(薬莢に詰まってる、弾を飛ばすための火薬) が発火した途端圧力が一気に抜けてしまうので、発射ガスの圧力や装薬の爆発による反動力で作動するオートマチック式の銃は 満足に作動しない。 だから銃口に「ブランクアダプター」または「チョーク」と呼ばれるバルブ付きの栓をはめて、弾頭がついてるのと同じ状態のガス圧や 反動力を得られるようにする。 映画撮影用の銃はこの「チョーク」を目立たないように銃身に埋めこんでるので、パッと見ただけでは解らないけれど。 元々は「特別な器具を使わなくても、実包(空包じゃないって事)と同じように空包を使いたい」という要求から開発された、木製や樹脂、 硬質ワックスなどで作られた模擬弾頭を填めてある「空包」もある(模擬弾頭部は発砲するとバラバラになって銃口から出ていく)けれど、 基本的に「空包」が実際に弾頭の付いた「実包」と見分けがつかない外見をしている、ということはない。 #right(){(355:969)} **最低射程距離が有る砲弾は有りますか? アメちゃんの40mmグレネードなんかは、一定距離以上飛ばないと爆発しないような構造だったかと。 たしか25メートルだったかな? それ未満で着弾すると、自分が被害受けるんで。 あと、対戦車ミサイルの類は、最低射程と言うものがある。それ以下の距離では、ミサイルが上手く誘導されない。 初期のVT信管も、信管が作動状態になるのは、砲口でて少ししてから。そうしないと、撃った瞬間、砲弾が爆発してしまう。 #right{(363:340)} 通常はライフリングを利用した遅延安全解除と発射時の加速を併用した装置があり、 砲口から一定距離離れないと起爆しません。その意味で最短有効射程距離みたいなのがあります。 あとは、その砲の取れる最大仰角と使用できる最弱装薬で決まる、物理的な最短射程でしょう。 俯角を取って直射もできるような砲(最近の自走砲はたいていそう)、単に下向けて撃てば いくらでも短くなりますから、最小射程距離の表示はありませんね。 AMOSみたいな迫撃砲でも俯角が取れ、直射できてしまうのですが、スペックを見ると 直射時の射程は150~1500mとなっています。この150mあたりが信管の安全解除なのかな? #right{(363:348)} **徹甲弾を砲から発射した後にロケットアシストでさらに高速を得る、という手段は可能でしょうか? RAP(ロケットパワーアシスト)は榴弾では一般的な技術なので、やろうと思えば徹甲弾をRAP化することは不可能ではないかと。 ただ、RAPはどうしてもロケットのブレにより命中精度が低下するので、徹甲弾には向かないので、実用化した例はないはず。 #right{(363:204)} **野球のナックルボールみたいに回転しない砲弾の方が破壊力は大きいのでしょうか?弾道性とかは度外視して。 理屈の上では、回転に消費されるエネルギー分、損するはずです。 実際には、弾道性に与える害の方がはるかに大きいわけです。 #right(){(11:system)} HEATは回転しない方が威力がおおきい。 もっともそれはナックルボールの原理とは何の関係もないけど #right(){(11:18)} **大砲の弾って最初の頃は鉄球でしょ。火薬を入れて炸裂する弾は何時ごろ使われたのですか? 大砲にいれなくていいのなら、少なくとも12世紀には中国で実用化されている。 これがモンゴル帝国に伝わって、元寇で日本人をビビらせたのが「てつはう」。 モンゴル兵は鏃の代わりにして弓で打っていたらしい。 その他にも投石機で投げたりしていたようだ。 大砲に炸裂弾が使われるようになるのは18世紀になってから。 この時代ぐらいまで、製鉄・鋳造技術の不足で砲の強度が低かったため、 炸裂弾が暴発すると砲までふっとんで甚大な被害を及ぼすため、 大砲に炸裂弾が使われることはほとんどなかった。 #right{(359:266)} **これまでに試作または実用化された大砲の中で発射時に砲弾が持っている運動エネルギーがもっとも大きいのは? 21センチ列車砲(パリ砲)198,046,875j 15cm高圧ポンプ砲(V3)88,946,784j 80cm重列車砲ドーラ(榴弾)1,613,760,000j 80cm重列車砲ドーラ(徹甲弾)1,739,500,000j #right(){(528:235)} 大和の主砲(九一式徹甲弾)は 砲弾重量1,460kg、初速780m/sだから、理論上の運動エネルギーは 1/2×1,460×780^2=444,132,000j。 #right(){(589:289)} **信管と言うのは発射前に取りつけるものなのですか?元々、別れているものなのでしょうか? http://www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/fuze.htm 砲弾要信管構造略図の下の記述 「155mm砲弾は、信管無しの状態で供給され、砲側で用途に応じた機能を持つ信管を取付ける。」 #right(){(350:688:390)} 前半は上の通り。信管を取り付けると危険になるので別々に保管し、発射前に取り付けます。 後半については「取り付けられます」。81mm迫撃砲弾は各国から様々なものが出されていますが、 その中には近接信管を選択できるものもあります。 例:仏 LU-81、ベルギーM512A2、オーストリア 81mm MDなど 動作原理は電波式の他に光学式のもの(仏 LU-81)もあります。 #right(){(350:767)} **野砲や榴弾砲は着弾点近くの戦車をひっくり返すほどの威力があるのですか? イラクやパレスチナでは榴弾砲の砲弾に遠隔発火装置をつけた仕掛爆弾で戦車が多数破壊されています。 これは非常に強力な爆弾となり、50tオーバーの主力戦車でもひっくり返るかひしゃげたスクラップと化します。 #right(){(349:555)} **砲弾は着水しても爆発しないの? >ジパングという漫画で駆逐艦が海中の潜水艦に向けて主砲を撃ってたのですが、 >砲弾が着水しても爆発せず沈んでいきました。実際にこんなことできたのですか? 大前提として、水中の潜水艦に砲撃を行うという運用自体が在り得ない。 水面に落下した砲弾は、浅い角度の場合は水面で弾かれ、 逆に深い角度で落下した場合は水の抵抗による減速と自重で 急角度で海底へ突っ込んでいってしまう。 使用した砲弾が徹甲弾の場合、水面に落下した程度の衝撃では信管が作動せず、爆発はしない。 榴弾を使用した場合は水面に落下した瞬間に信管が作動して爆発するから、そもそも砲弾が水中に突っ込む事がない。 大型艦では、目標の手前に落下した砲弾がそのまま水中を進んで目標の水面下に命中するといった砲弾が存在したが、 これもあくまで水上目標用。 #right(){(347:539)} **砲弾って古くなると炸薬が寿命になると思いますが炸薬だけ交換可能なんですか? 詳しい話はネットに書けないが、準備弾薬の賞味期限切れ寸前のものが年度の訓練弾薬になる。 小銃弾なんか20年近く昔の弾使ってるぞお。 #right(){(自衛隊板初質スレ101:ローレディ ◆5xsookHc2o)} **飛翔する迫撃砲弾は肉眼で見えたりするのでしょうか? 弾の速度だけを見れば目視は可能。 ただし、放物線弾道でほとんど上から降ってくるので、実戦で可能かと言えばまず無理。 後、飛んでくるのが見える砲弾ってのは自分に向かって飛んできてるってのが通説。 のんびり眺めてないでとっとと逃げるべし。 #right(){(335:202)} **砲弾で地上1~4mの範囲で起爆するモードがありますが、どういう仕組みで砲弾自身が地上からの距離を計測してるんですか? 砲弾というのは発射から着弾までの飛翔時間というものも弾道計算で導き出すことが出来ます ですから時限信管によって着地直前に信管を発砲するタイミングに設定することで空中爆発させます。 #right(){(332:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 戦後の砲弾の信管だと電波で距離を測定する近接信管を使った砲弾もあります。 近接信管自体には、以下のようなものがある。 ・電波式 一言で言うと簡単なレーダーを搭載した信管。方法としてはもっとも一般的。 電波を出しながら飛び、反射波が一定以上になったら起爆、みたいなもの。 ・レーザー近接信管 レーザーを前方にコーン状に放ちながら、反射が強くなったら起爆、みたいなもの。 日本の空対空ミサイルの一部に搭載されてる。 #right(){(332:921-934)} **火砲の装薬は、なぜもっとみっしり詰めないんですか? 火砲の装薬は、形状によって燃焼時間と燃焼速度の調整をしています そうする事で様々な燃焼条件に対応可能で、棒状に加工して、その長辺の長さで燃焼時間を 断面形状と長さを掛けた、装薬一粒当たりの表面積で燃焼速度を調停します。 ですから砲身が短い場合はタブレット形状で燃焼速度を早く、 長砲身では棒状で燃焼時間を長く設定します。 この相関は小火器でも同様に、拳銃と小銃の関係で成り立ちます。 #right(){(596:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **大砲の弾が炸裂するようになったのはいつからですか? http://en.wikipedia.org/wiki/Huolongjing 中国明朝で14~15世紀に書かれた「火龍經」という火器について論じた書物に火薬を詰めた中空の砲弾が出てきており、これが榴弾に関する最も古い記述と思われる。 西欧で榴弾が使われるようになったのは16世紀以降で、小さな穴の開いた金属製の球形弾殻に火薬を詰め、その孔に導火線を差し込んであった。 http://en.wikipedia.org/wiki/Shell_(projectile)#History 主に短砲身の臼砲で城壁を越えて打ち込み人員を殺傷する攻城用に使われたが、上記にあるような簡単な点火手段しかなかったために空中あるいは砲身内で爆発する危険があったので多用はされなかった。 榴弾や空中で炸裂して敵の頭上から小弾を降り注がせる榴散弾が本格的に使用されるようになったのは、信頼性のある信管が開発された19世紀以降。 #right(){(603:519)} **大口径の機関砲なんかに撃たれれば、掠っただけで衝撃が人体内の水分を伝わって身体がズタズタになるって本当ですか? その手のは都市伝説的なのがほとんど。 FBIの銃弾の効果についてのレポート、Williams Aの「Assault rifles」等を見ても その手の話には否定的、せいぜい「特殊な場合にはあり得るかもしれないが」程度。 人体は衝撃波を大変効果的に減衰するので(インピーダンスの違う弾性組織の不規則な集積、 血管内といえども弁等の構造があり、壁は弾性に富み、屈曲している)、本当に例外的な場合にしか 「衝撃波で」云々は考えにくい。適当な本に書いてある「例もあるそうだ」はソースとして信用できない。 #right(){(315:923)} **敵の迫撃砲なり榴弾砲なりで撃たれたとして、地面に開いた穴をよく観察すれば、落ちてきた弾の種類や角度が分かりませんか? 正に陸自には「弾痕解析」なるものがあります。(弾痕=砲弾で生じた穴。破片の飛散痕を含む) 弾痕形状から砲種・弾種・射向の判定を行い、土質によるも"奇麗な弾痕"なら落角の測定も実施。 時限目盛が土中に残っている場合もありで、それ等から概略の射撃位置までをも推定させるもの。 (因みに弾痕は映画の様な"正しいw円錐状"とはならないことが判定の材料)。 以上、富士学校では特科や偵察要員の課目として教育用模擬弾痕も使って教育を受けました。 しかし対迫レーダー/音源標定もあり"微妙~な"特技wながら、GPSがあってもコンパスと地図による 位置標定が基本として無くならない様に、発射音も含めた最低限の判定能力は保持したいものです。 #right(){(555:154)} **大戦中の砲弾が何故60年経った今でも爆発するのですか? 爆弾のたぐいは信管が付いていて信管と炸薬が劣化しなければ相当の時間が経っても ”生きて”いる。 地下水の水位が低く土質の水分含有量が少なければ、爆弾の外殻が損傷してない限り そうそう変質したりもしないので、いわば「高温多湿と直射日光を避けて保管して下さい」 状態になってるので相当に長く持つ。 アメリカ軍や自衛隊では実際に爆弾や砲弾を何年、何十年も地中に埋めてどのように 経年変化するかの実験もやっているぞ。 #right(){(643:317)} **砲撃戦の時に砲弾って落としたら爆発するの? 榴弾などの砲弾なら信管に安全装置が付いているので落とした位の衝撃では爆発しない。 #right(){(644:970)} **細い弾芯の戦車砲弾が貫通した場合、敵戦車に対してどのようなダメージを与えて破壊するのですか 砲が旋回しない、照準出来ないあるいは精度が落ちる、装填出来ない、閉鎖出来ない、発射出来ない、どれか一つでも戦力発揮不能 走ることは出来ても、戦車としては機能しない。 同様に乗組員が重傷以上で戦力発揮が制限される。 #right(){(自衛隊板初質スレ110:91)} **誘導爆弾とミサイルの違いは推進力を持っているか否かですよね? 誘導爆弾の滑空距離は、投下する航空機の高度や速度に大きく影響されます。 そこで現在ではミサイルには及ばないものの、推進装置(ブースター)を使用して滑空距離を伸ばす誘導爆弾も開発されています。 その為にミサイルと滑空誘導爆弾の違いが判然としなくなりつつありますが、 概ね水平移動距離に対しての落下距離が大きな物は滑空誘導爆弾、 水平以上への上昇が可能な推進力を持つ物はミサイル、と言う風に認識していれば判りやすいと思います。 #right(){(292:728)} **大口径の砲の雷管は拳銃と違うのですか? 電気雷管にも同じ事が言えるのですが、段階的に発火を増幅します。 つまり、拳銃弾なら雷管が直接発射薬に着火しますが、大口径の砲などでは 雷管が点火薬に着火し、薬莢内に棒状に挿入された点火薬が 発射薬に着火します。電気雷管でも、でかい雷管に電気で着火するのではなく、 雷管から着火薬を経由して発射薬全体に速やかに点火します。 #right(){(677:system ◆systemVXQ2)} **対地用の砲弾でも接近信管は使用されているものなんでしょうか? 砲弾は埋もれてから爆発すると破片効果半減なので、榴弾砲弾は着発信管ではぬるいとなって瞬発信管になり、 大口径砲弾では近接信管となりました。 あるいは昔の高射砲弾のように、発射後何秒で爆発、というのも悪くはないようです。 もしかすると155mm砲弾あたりでは普通に使われる、カーゴ砲弾(子弾を空中でばらまく)の事かも知れませんね。 発射後のライフリングによる回転数をカウントして、あらかじめ定められた弾道で予定した位置に達すると 箱が割れる仕掛けのものもあるようです。 昔は榴弾といえば着弾して破片をばらまく物がほとんどでしたが、 今は時限信管から高度探知信管 (レーダーで砲弾と地面の距離を計測して設定高度で爆発) なんてのもあります。 ついでに、構造物の中など攻撃にする場合にに激突してから数瞬間を置いて (つまり、壁などを貫通して中に飛び込んでから)爆発する、なんていう 器用な榴弾もあります。 頭の上から破片が降ってくるというのは塹壕に隠れている敵に対して非常に有効。 近接信管が発明される以前から、時限信管を使用した榴散弾というのがあった。 http://sus3041.web.infoseek.co.jp/contents/shell_var/shrapnel.htm #right(){(289:829-832)} **誘導砲弾などというものがあるならなぜ、動目標攻撃に攻撃ヘリが用いられるのでしょうか? >砲兵からだと敵の発見が難しいからでしょうか アクティブ誘導砲弾の場合、前進観測者が必要です。地上の観測員にせよ、偵察/戦闘ヘリにせよ、 無人偵察機にせよ、レーザーなどを照射して誘導してやらねばなりません。敵が移動すれば追随する 必要があり、地上の観測員には限界があります。誘導する観測者が攻撃能力を持っているなら、それを 使った方が早いことになります。また、攻撃ヘリの方が移動速度が格段に高いですから、敵に良く 追随できると共に、複数の戦場を掛け持ちすることもできます。 パッシブ誘導砲弾の場合、赤外輻射や走行音にロックオンします。マイクロ波レーダーを内蔵した アクティブ共用の物もありますが、いずれにせよ、敵の隊列があると思われるところに撃ち込むだけで、 どの目標にあたるかは運次第です。攻撃ヘリであれば、隊列の戦闘と末尾を撃破し、立ち往生したところを のんびり殲滅するといった戦術を駆使することができますが、砲弾ではそうはいかず、それどころか 民間の車、病院車などまで撃破するおそれがあります。 いろいろな意味で、攻撃ヘリの方が機動性も柔軟性も高いのです。ただし、被撃墜による損害リスクがあります。 #right(){(121:system)} **WW2においてVT信管はどれぐらい効果があったのでしょうか? VTの威力については諸説ある。 3倍という資料もあるが、VTは特攻機には効果的であるものの 通常攻撃機には1.5倍程度という資料もある。 米海軍 1944年10月から1945年1月のデータ <対通常攻撃機> 対空火器         撃墜数(1機当りの発射数) 5"/38 using AA Common - 33.5(960)   5"/38 using VT -       20(624) 3"/50 using AA Common - 4(752) 40mm Bofors - 46(3,361) 1.1" MG - 0(4,764) 20mm Oerlikon - 50.5(7,152) 0.5“MG - 3(15,139) 「時限信管に比べてVT信管が圧倒的に有利なのは対特攻機のみ 生還を期さない分、特攻機は突入速度が大きいので時限信管が不利 他方、対通常攻撃機ではその差が縮まる(時限信管の調定が追随可能) 対空火器の真打はVT信管ではなく40mm Boforsと20mm Oerlikonである 」 #right(){(261:902)} **砲弾の貫通力で何ミリとかありますが、あれはどういう状態を表しているのでしょうか そもそも抜けた瞬間に下に落ちるとかありえないから 背面まで突き抜けるか、途中で止まるかのいずれかだよ #right(){(俺初質スレ50505:54)} んで54に補足すると、内部を破壊できるくらいのエネルギーを残した状態って事になる。 ただ、粘着榴弾とか成形炸薬弾のメタルジェットとか、運動エネルギー以外の方法で 貫徹・破壊を行う砲弾もあるので、「運動エネルギーを残した状態」とは限らない。 運動エネルギーで貫徹するというと代表的なのが通常の徹甲弾だが、これの場合は 「装甲貫徹力何mm」とあってもそれは垂直に命中した場合で、命中角度によっては カタログスペック以下の装甲でも弾かれる。 #right(){(俺初質スレ50505:55)} **榴弾の破片はどの程度の大きさで飛散させることが理想的なんでしょうか? 大きさよりも、必要充分な殺傷力を持つ初速と重量である事じゃないかな 対人殺傷力にしても、ヘルメットや防弾ベストを貫徹する威力は欲しいだろう だから7.62~12.7mm弾の弾頭重量に相当する、10~50gくらいの破片をたくさんバラ撒くのが効果的かな #right(){(俺初質スレ436:607)} >ヘルメットならともかく7.62や12.7では防弾チョッキは貫通しないのでは? 防弾ベストやヘルメットの繊維部分は、拳銃弾や砲弾の破片を防ぎ、セラミックの追加装甲は7.62NATO弾に対応している 砲弾の破片による殺傷力は、拳銃弾以下の脅威と考えられてるようだ つい最近まで多くの防弾ベストは拳銃弾対応までで、小銃弾まで対応させると10kgくらいで重すぎて、あまり使用されなかった だからこそ小銃弾には劣るPDW程度でも、拳銃弾対応の防弾ベストさえ貫徹できれば効果的だった 増してや12.7mm弾に対応した防弾ベストなんてない あってもそんなの着用したら戦闘にならないだろう #right(){(俺初質スレ436:610)} >でもエネルギー量を比較すると砲弾の破片>拳銃弾だよな? >破片の大きさによっては機関砲級のエネルギーを有するわけだが 砲弾の炸裂点付近では初速が1000m/s程度だが、それは空気抵抗によって急速に減速する 榴弾の破片は1000~1500個ほどになり(ほとんどは地面に埋まるが)、軽装甲車両を貫徹する程の破片数個と3~10gの細かい破片が500個ほどと言われてる 人員を殺傷するのに必要な破片の運動エネルギーは196J程度(厚さ30mmの松板貫通)で、10gの破片であれば約198m/sの速度が必要だ この程度の存速では拳銃弾と同等なので、防弾ベストでも防ぐ事ができる つまり砲弾の危害半径外での破片の流れ弾を防ぐ為 因みに上記の人員を殺傷できる砲弾の危害半径は、75mm砲弾で17~20m、105mmで25~28m、155mmで38~40m、203mmで50~52mとなる #right(){(俺初質スレ436:613)} ----