ジャンプ13号の感想

 次号より新連載が3作品スタート。ついこの前「BOZEBEATS」と「アクタージュ」が始まったばかりなのに、早いなオイ。ジャンプは時々こういう猛攻を仕掛けてくるから油断できん。
 今期は新人の作品が2作、ベテランが1作。池沢先生はお帰りなさい。佐野ロクロウ先生は検索しても正体不明。原作者なので小説から転向してきたのかな?

 「ONE PIECE」は休載です。

ブラッククローバー ★★★★
 連載3周年突破記念巻頭カラー。アニメも絶賛放映中との事で、ジャンプの新たな看板作品に成りつつあります。あと一押し欲しいところだけど、今回のユリウスの死がその切っ掛けになるかも。
 いや、ユリウスはまだ死んでない。ここで死んだ方がキャラクターとしては輝くんだけど、さてどうなるのか。助かったとしても、もう二度と闘えないとかそういう制約が付きそう。ユリウス強すぎるし。
 白夜の魔眼側の事情も聞くべきだと考えるアスタ。平和ボケだと言われそうだけど、アスタの考えは間違っていない。でも、膨れ上がった憎悪は正論では止められない。いよいよリヒト達の反撃が始まりそう。大切な人を失う事になってもアスタは正論を叫び続けられるのか、その点にも注目かな。

Dr.STONE ★★★
 銃が出来たというのは嘘だけど、敵をビビらせる事は出来た。相手が現代人だからこそ通じるハッタリですね。氷月は気付いてるっぽいけど、無理をする必要は無いと思ったのかな? 今の戦力は捨て駒っぽいし。
 千空の知識を持ってしても、銃の大量生産は無理。だけど日本人には、銃よりも魂に刻み込まれた武器がある! 3日で日本刀を6本も作るとは爺さん凄すぎるだろ。千空と並ぶ科学王国の要ですね。着物を着たコハク達、最高にカッコ良かったです。

鬼滅の刃 ★★★★
 命令が厳しくてすぐにパワハラする上司と、気心が全く知れない同僚に囲まれる猗窩座に同情してしまった。そりゃあ仲間を欲しがるわ。
 童麿は悪気が無いんだろうけど、その分こちらの心をエグってくるなあ。みんなから相手にされなくてもメゲない心の強さは評価すべきか。宗教の教祖とは意外だけど、言われてみたらピッタリかも。
 黒死牟の素顔が早くも公開。もっと引っ張ると思ってたけど、予想以上に気持ち悪い顔してる。しかし彼は炭治郎の父の知り合いで、彼こそが日の呼吸の継承者だった。耳飾りもありますね。鬼の天敵でもある呼吸法の使い手が、何故鬼になったのか? 黒死牟と炭治郎、奇妙な縁に結ばれたこの2人の戦いが今から楽しみ。

ぼくたちは勉強ができない ★★★★
 今回のヒロインは文乃。成幸とのツーショット写真をネットにアップされて大騒ぎ。気付くのが遅かったら他のヒロイン達にも見られて、大変な騒ぎになっていましたね。今回はいぱらの会の面々に感謝しないと。
 文乃と成幸の探偵コンビ。こうして見ると文乃は、性格的には成幸と1番合ってるヒロインですね。他のヒロインは成幸に助けてもらう事が多いけど、彼女は成幸と一緒に何かする、つまり対等な立場にいる事が多い。恋する乙女としては複雑かもしれないけど、悪い関係ではない。むしろ良いポジションにいるかと。
 写真をアップしたのは女性ではなく、成幸の男友達でした。無断でアップしたのはダメ過ぎるけど、気持ちは分からなくもないかな。好きな女性が他の男と旅館から出てきたら、誰だっておかしくなります。暴力に訴えなかっただけマシなのかも。男の嫉妬は怖い。でもラストの文乃の静かな怒りの表情はもっと怖い。ヒイィィィィィイイイイ!

僕のヒーローアカデミア ★★★
 「文化祭って準備してる時が一番楽しいよね」という今回のタイトルは、まさにその通り。嵐が来る事が決まっているイベントの場合は特に。
 音楽に関してはスペシャリストな耳郎ちゃん、歌も上手いっす。照れながら歌っている彼女の姿に惚れた読者多そう。因みに彼女の担当声優の真堂圭さんも歌が上手くて、多くのキャラソンを歌っています。耳郎ちゃんのデビューも近いね。
 祭りの準備を進める一方、出久はオールマイトから新たな力の使い方を教わる。瞬間的に強大な力を出せるように慣れば体への負担は和らぎ、出久はもっと長い時間戦えるようになります。パワーアップの布石も抜かりありません。可愛いエリちゃんの前で新技披露なるか?

約束のネバーランド ★★★
 鬼達が予想以上に早く動いた理由が判明。上級貴族でも食べられない極上のご馳走があると知れば、みんな食べたくなるわな。鬼は人間を遥かに超えた生命体だけど、いやだからこそ食欲は人間を上回るのか。食は生の基本ですから。
 しかし鬼達が無力な獲物だと侮っている子供達は、もう「獲物」などではない。いきなり狩りが始まった驚きを制し、こちらを殺す気満々。しかしこれが本当の『狩り』。追う者と追われる者、殺す者と殺される者は対等の存在でなければならない。油断すれば殺される、真の『狩り』が始まりました。さあ、狩られるのはどっちだ?

ハイキュー!! ★★★★★
 大番狂わせをやってのけた烏野に場内騒然。勝っても意地を張り続ける日向と影山が良い。この2人はチームメイトだけど最高のライバルであり続けるでしょう。
 「いつかアンタにトスを上げる」と日向に宣言する宮侑。日向が自分と同じ日本代表チームに選ばれる程の選手だと認めたようです。言われているように負け犬の遠吠えだけど、日向にとっては最高の褒め言葉です。いつかそんな光景が見たいなあ。
 選手達だけでなく、応援した人達にもエピローグを与えてくれるこの漫画は素晴らしい。こういう鮮やかな態度を見せられると、稲荷崎にも勝ってほしくなる。でも試合は終わり、烏野は次の舞台へ進む。更なる名勝負を期待しています!

HUNTER×HUNTER ★★★
 王子達の念獣の能力が続々と公開されました。これはつまり、ここで紹介された王子達は念獣の能力を殆ど使わずリタイアするから? 冨樫先生ならやるでしょうし、物語を分かり易くする為にそうする可能性は高いな。むしろやってください、お願いします(泣き言言わず単行本を買えっての)。
 単なる堅物キャラと思われたウェルゲー、実は筋肉フェチでビスケの真の姿を見て惚れちゃいました(笑)。あー、もう! こういう面白い話にするから冨樫先生を見限れないんだよなあ。強いだけでなく頭も良くて、キレ者ぶりを見せてきたビスケがウェルゲーの恋心に全く気付いていないのも面白い。気付く前にウェルゲーが死ぬかもしれないけど、私は応援します。

斉木楠雄のΨ難 ★★★★
 センターカラー&大増26ページで最終回。ああ、やはりこうなってしまったか……。覚悟はしていたけど、現実になると寂しいものです。
 斉木は超能力者だとバレても、過去に戻ってやり直せば良い。実際、今までもやってきたようです。しかし今回は燃堂が良い事言ったし、みんなとの関係も進めたから真実を話しても受け入れてくれるでしょう。前回のみんなも受け入れそうだったけど。オネエキャラになってる燃堂に吹き出しました。チクショー、こんなあざといネタで!(笑)
 今まで表情を変えなかった斉木が笑顔を見せ、自分の口で語ってくれた。最終回まで取っておいただけあって、最高の演出でした。超能力は封印された筈なのに…というエンドレスな終わり方もこの漫画に相応しい。長期連載の最後に相応しい話でした。
 総評。「ぼくのわたしの勇者学」以降、パッとしなかった麻生先生の復帰作にして代表作になりました。連載中に「こち亀」が終わったり、アニメ化されたりとイベント目白押しでしたが、麻生先生が楽しんで描いていたのは伝わりました。良いギャグ漫画をありがとうございます。またいつでも帰って来てください。

アクタージュ ★★★
 露骨なお風呂シーンはテコ入れですね、分かります(笑)。絵柄のせいであまり色気感じなかったけど。宇佐崎先生はミウラ先生を見習うべし(こらこら)。
 社長が実の子であり人気タレントでもあるアキラよりも優先する、天使のような天才美少女俳優。思考も行動パターンも型破りだけど、だからこそ注目され、確かな実力も備えている夜凪のライバル。彼女の名は百城千世子。期待を高めてくれる登場シーンですねえ。黒い夜凪に対する白一色のデザインも良し。
 千世子の美しさと可憐さは女性さえも魅了するけど、彼女は自分の「顔」、つまり本心を見せていない。自分を曝け出して演技をする夜凪とは、とことん正反対ですね。2人の天才女優が出会った時、何が起こるのか予想不可能でワクワク。

BOZEBEATS ★★★
 今回のバトルで、ようやく環が主人公らしく思えました。うんうん、やっぱりバトル漫画の主人公はこれくらい派手に暴れてくれないとね。卑劣な敵を怒りの拳で撃破! うーん、熱い。
 許せない程に悪辣な敵でも、倒せば弱々しい魂になる。魑魅を倒す事もBOZEの仕事だけど、魂を成仏させる事こそ本職。銃をぶっ放すだけじゃない所も見せてくれて、この漫画ならではの個性を出してくれました。
 環の過去を少しだけ明かしたり、新たな敵を登場させるなど次回への引きも良し。この漫画、ようやくエンジンが掛かってきたようです。間に合えば良いんだけど……。

岸辺露伴は動かない ★★★★★
 荒木飛呂彦先生の特別読切は、お馴染み岸辺露伴シリーズのエピソード10。この人の筆と発想は全く衰えないなあ。本当に不老不死の吸血鬼だとしても、私は驚きません。
 後悔とか反省という言葉とは無縁な露伴が、珍しく反省している。露伴のキャラクターを確立しているからこその衝撃的なオープニングで、実に上手い。露伴を初めて見る人は「へえ、この人って真摯な人なんだなあ」と誤解しそうだけど(笑)。
 今回の主役は露伴ではなく、モデルの青年・橋本陽馬。モデルという仕事に真面目に取り組み、体を鍛え上げていた。だけど彼のトレーニング熱はどんどん高まり、遂には人として越えてはならない一線を越えてしまう。荒木先生はこういう「イカレた変人」を書くのが上手い。
 勝負に公正さを求める考え方は間違っていないけど、それを人に強要したり、人を殺すのは明らかに間違っている。露伴は陽馬をヘルメス神の化身と言ってるけど、確かにこの傲慢さは神と同じだ。見下されるのが嫌いな所も似ています。
 「ザ・ラン」という副題が走りの勝負の事だけでなく、「露伴が逃げるしかない」という結末を言い表していたのも上手い。こういうさり気ない所で漫画家のセンスって出るものです。ジョジョファンなら全員大満足するであろう、素晴らしい読切でした。
 
青春兵器ナンバーワン ★★★
 見事なまでの「ロボットものの最終決戦」でした。途中で横道に逸れる事無く、感動的な話に纏めましたね。そう、こういう話でギャグに走ってはいけない。長谷川先生はちゃんと分かっています。
 一気に卒業式まで飛んだけど、次回で最終回でしょうね。そして今回は真面目だった分、思いっ切り壊れるのでしょう(笑)。零一はもちろん復活するだろうし、腹を抱えて笑える最終回を期待しています。

BORUTO ★★★
 センターカラー。
 敵の作戦を見抜いたと思った瞬間、既に敵の策に嵌っている。「NARUTO」から続く忍の戦いのお約束は、この作品にも受け継がれています。
 威力は高いけどチャクラの消耗も激しい諸刃の刃的な武器をどう使うのか気になっていたけど、青を消耗させる為にワザと渡すとはねえ。ボルトのこういう発想力は父親譲りか。彼はもっと強くなるでしょう。
 術を吸収する術を、こちらも吸収するという力技も少年漫画らしくてグッド。細かい理屈による逆転劇も良いけど、こういう単純な決着も面白い。少年漫画って奥が深いなあ。

火ノ丸相撲 ★★★
 本場所が力士にとって『戦場』なら、巡業は『仕事』の場。仕事と言っても厳しいものではなく、ファンサービスに徹して全力でお客さんを楽しませる。勝負だけに固執していたら疲れますからね。こういうリラックスできる仕事もしないと力士の体も心も持たないでしょう。
 だけど巡業の場に似つかわぬ闘志を燃やす男が。長い下積みを経て、ようやく羽ばたこうとしていた薫丸を壊した蜻蛉切を許す道理は無い。「蜻蛉切は自分の信条が薫丸に否定されるのが怖くて、余裕がなかったから怪我させた」という火ノ丸の指摘にはスッキリしました。花相撲での真剣勝負は後で怒られそうだけど、ここはきっちり蜻蛉切を叩きのめしましょう。その方が彼の為でもあるし。

食戟のソーマ ★★★
 審査員が薊とそのお付きとも言うべきセクシーガールに変更されてタクミが不利だと思われたけど、変更しなくてもタクミは負けていたっぽいですね。それでも竜胆の心の奥にある怯えを見抜いたのは、タクミの大金星。常に自信満々な彼女は一体何に怯えているのか? 自分では決して追い付けない司の才能とか?
 女性審査員によるセクシーな下着リアクションは、なかなか新鮮でした。薊まで下着になるのかとハラハラしたのは私だけではない筈(笑)。
 これで両陣営とも残った料理人は2人ずつ。次が最後の試合という事は、タッグマッチにするのかな? 創真&えりなvs司&竜胆か。確かにこれは盛り上がる組み合わせですね。今からワクワク。

銀魂 ★★★
 この漫画も最終回に向かっているけど、終わるのはまだまだ先のようですね。登場キャラが多いから、それぞれのエピローグを描くのも大変だ。単行本一冊分ぐらい掛かりそう。
 初代総理大臣になった桂。テロリストも体制が変われば英雄になるのは史実でも良くあるけど(維新志士だって、江戸幕府側から見れば悪のテロリストです)、正体は明かしてないのか。ドナルド・ヅランプなんて分かり易い偽名で、よくみんなを騙せているなあ。言ってる事は立派だから、余計に粗が目立つ。つまりヅラらしい。
 坂本も馬鹿な事やってるけど、こっちは自業自得なのでほっときましょう。それよりも危険な空気が流れています。高杉と銀時、因縁の地で決着をつけるつもりなのか。帰って来た神楽は2人を止められるのか? 新八も急げ。でないとマジで人殺しさせられるぞ(笑)。

ゆらぎ荘の幽奈さん ★★★
 この漫画の主役はコガラシだけど、幽奈もヒロインにしてもう1人の主人公。今回は彼女の1日に密着しました。実際に密着してるのはコガラシなんだけど、これはいつも通りなので(笑)。
 コガラシと関わらない幽奈の姿は、なかなか新鮮。幽霊の日常は変わっているけど色々と設定を考えてるのが分かり、ミウラ先生の真剣度が伝わります。
 コガラシの帰りを持つ新妻っぽい幽奈も可愛かったけど、お尻を掴まれてテレて爆発するオチも可愛い。「あなただったら全然イヤじゃない」って、もう夫婦じゃないですかー! 照れ隠しに爆発させてるけど、結婚したらこのまま本番直行ですね(少年誌だぞ)。あーもう、このバカップルめ!

ROBOT×LASERBEAM ★★★
 プロデビュー戦でいきなり優勝という、本人のキャラに反する派手な形でデビューしたロボ。登場時にはヘリコプターに乗ってきましたからねえ。あまり多くを語らないタイプだし、金持ちの傲慢系キャラだと誤解されそう。
 注目を集めるようになってもロボは変わらない。常にクールだし、相手がゴルフ界のお偉いさんでも嫌なものは嫌だとはっきり言う。ドン気取りの馬鹿が手を回して、マスコミも敵になるかもしれないけどロボは自分を曲げず勝ち進むでしょう。むしろやってやれ!

トマトイプーのリコピン ★★★★
 今回は鉄オタの世界を掘り下げました。アニメやゲームオタクの世界も深いけど、鉄オタは更に深いな。撮り鉄や歴史鉄、駅弁鉄までは理解できるけど、乗らず鉄や乗られ鉄までは理解できん(乗られ鉄はやったら死にます)。
 マニアが作る物の方が公式の商品より出来が良いのは一昔前の話。今はマニアが会社の重職に就いて、マニアも唸らせる程の品を作りますからねえ。仮面ライダーの創動とか、採算考えてねーだろってレベルだし。
 オタサーの姫はサークルクラッシャーになる可能性が非常に高い。男って単純だからなあ。男女全員仲が良いサークルなんてあり得ない、と割り切って行動すべし?