プレイレポート 18/02/04 TNX『Criminal Chronicle』

昨日は自作のNOVAをやりました。ランダムシナリオルールを使って、犯罪組織の発生から隆盛、運命の死闘までを四時間で走るシナリオだよ。

シナリオタイトル:Chronicle Chronicle システム:NOVA-X RL:コバヤシ

新米くん:"無刀抜拳"武藤花咲里:18才→21才女性:レッガー◎カタナ●チャクラ 政宗組遠縁の血筋に生まれ、侠客の世界から遠ざけられて育った少女。しかし体内に流れる暴の風が運命を連れてきて、河渡連合無刀組を率いることとなる。スジの通らないことが大嫌いな、生粋の姐。
二次元くん:"ソロバン"三城銀次:25才→28才男性:レッガー◎ミストレス●エグゼク 政宗組組長、腹違いの弟。金を稼ぐのは上手いが、金を使うのは上手くないクールガイ。姉を裏社会から遠ざけるべく、生来の器を持つ花咲里をアタマに据えるべく動き回る。思いの外激情家。
よねちょくん:"Night Shield"ジュノー・アラタ:30代後半男性:カブト◎マネキン●チャクラ とある娼館の用心棒をやっているタフガイ。性自認は女性。デカイ体と優しい心を盾にして、組の外から無刀組の王道に力を貸す。ポップな態度の奥に、鋼のスタイルを隠したプロ。

というわけで、自作ランダムシナリオ第二弾『犯罪結社を作ろう2018』であります。自分のランダムシナリオパックは『4時間でキャンペーンを終える』を裏コンセプトに仕上げていて、ミドルを濃いめに進めていって充実感を作る作りなのですが、PLサイドからの積極的な働きかけあり、タロットの思わぬ導きありで、非常に楽しく、素早く遊ぶことが出来ました。
自分はシナリオで『ここがやりたい!』て所を過剰に思いついて、情報の繋ぎとか、そこに至るキャラの動機とか、物語的な進行といった『真ん中』を考えるのがニガテです。そこを怠けて痛い目とか見てきたわけですが、『んじゃあランダムにしちゃって、真ん中自体をぬいちゃえばいいじゃん』という発想で作ってもいます。
しかしランダムだからと言って淡白にやりすぎると、物語を追体験する醍醐味が薄れ、作業をこなす感じで集中力が落ちてしまう。なので、タロットの物語想起力を借りつつ、(自分含めた)参加者の体温が上がるような煮えたイベントをみっしり用意して、物語への没入感を高めていくビルドにしよう、つう感じです。エンゼルギア2の最終話テンプレートが近いかな。

ここら辺の発想をメタに説明などしつつ、PLの提案や協力、真摯なシナリオへの向かい合いなどに助けられて、セッションは楽しく進みました。やっぱガッツリ前のめりになって、アクトに入り込んでセッションしてくれると作った甲斐もあるというもので。
今回はキャンペーンっぽさを短い時間で楽しむべく、ミドル真ん中に三年間の年代ジャンプを仕込んであります。そこら辺の神業ギミックも上手く働いた感じだし、『タロットにシーン運営を任せる。ただしリソースを使うとPLの意志も反映できる』というハーフスクラッチな面白さも、結構いい感じに出ました。
この形式はRLのアドリブ力、出てきたネタで即座に物語の骨格を組み上げる能力が問われるため、けっこう大変です。ただ難しいところはみんなで考えればいいし、それが卓に独特の連帯感を与えもする。
ときにシナリオライターも兼ねるGMに、ストーリー・テリングの労力が過剰に乗っかるのはTRPGの構造的問題だと思いますが、そこをPLにアウトソースし、共有しながら処理していくことで、自分的にはかなり楽にRL出来た感じです。
ランダムシナリオ自体は昔からあるシステムなんですが、やっぱどっか淡白というか、商業ベースに乗せるために一般化した部分が物語的な『薄さ』になって満足できない部分があって。そこをドップドップとアマチュアの気軽さで足して、自分好みのシステムに調整したのが、いい感じの手応えに繋がっていると思います。

無論それはこの卓に真剣に向かい合ってくれたPLのおかげであり、そういう努力を引き出せなければ成立はしないわけですが。いや、マジでありがたい。みんな前のめりに卓を楽しもうとしてくれたおかげで、『四時間でキャンペーン』は題目にならずにすんだ感じです。
ランダムシナリオパックは自分の肌に合ってるシナリオ形態なので、今後も新作を作り、どんどん遊んでいきたいですね。良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。